2400単語を頭に叩き込んだ話。
英検1級になると、
覚えるべき英単語が準1級からさらに2400個増えます。
最初に単語帳を開いたときは、
文字通り目玉が飛び出そうになりました。
しかもそのほとんどが初見。
準1級に合格していたにも関わらず、です。
これは気合や根性だけでは太刀打ちできないと判断し、
まずは作戦を立てました。
それは以下の通りです。
知っている単語と知らない単語を仕分け
例文とセットで覚える
2~3日間隔で復習(2日後→7日後のサイクル)
この地道なルーティンを毎朝継続し、
業務中も隙間時間を総動員して暗記を繰り返しました。
社員研修の飛行機の中でも、移動中の車でも、ずっと単語を見てました。
結果、試験で点が取れるようになるまでに半年はかかったと思います。
裏技も近道も存在しません。
振り返れば、覚悟と継続こそが全てでした。
超長文読解を乗り越えた話
単語は覚えた、文法も問題ない。
それなのに、なぜか読めない──
これが英検1級の長文読解の恐ろしさでした。
文章自体は論理的。
しかし内容が濃すぎて、
何を言いたいのかが掴めない。
まるでプロ棋士の棋譜を、
一手目から順に読み解いているような感覚でした。
対策としては、シンプルですが「毎日絶対に解く」。
仕事が長引いても、最低1~2題は解いて帰ることを意地でも継続しました。
そして復習時には、
なぜ正解なのか
選択肢のどこがダメなのか
これを「生徒に教えるつもりで」、
整理しながら理解を深めていきました。
結果本番では、長文セクションは空所補充含めて2問ミスで突破。
改めて感じますが、英検の長文は精読重視。
速読力より、論理を正確に追う力が試されます。
リスニング力を底上げした話。
正直に言うと、僕はリスニングが苦手です。
準1級まではなんとかなったのですが、1級はレベルが段違い。
耳を傾けるだけでは追いつけず、
情報量の多さに毎度毎度圧倒されました。
そこで、以下のような対策を重ねました。
車内BGMを英検のリスニング音源に
毎日必ず問題を解く
独自のメモ術を開発・練習
特に最後のメモ術は、自分にとって大きな武器になりました。
これは日本語・英語・図・記号が入り混じったハイブリッドメモで、
頭の中で保持しきれない情報を徹底的に紙に逃がすスタイルです。
これにより、失点が大幅に減少。
リスニングも蓋を開ければ、結果
合格点(素点7割)を確保できました!!
二次試験で落ちてから這い上がった話。
ちなみに、僕は英検1級の二次試験に一度落ちています。
原因は明確で、知識不足による話題対応力の欠如でした。
再挑戦に向けて、4か月くらい徹底し、
以下の方法を特訓しました。
想定問答をひたすら丸暗記
言いにくい表現は自分の言いやすい言い方に変える
より良い理由が浮かんだら更新
CDをランダム再生して即答訓練
我ながら狂った勉強を重ねた結果、
素点8割で合格。
このときの仕上がりは、
自分でも「過去最高にバキバキだった」と思います。
仮に今の状態から当時と同じ水準に持っていくなら、
2〜3か月は本気で取り組む覚悟が必要でしょう。
最後に。
以上、僕の英検1級挑戦時の学習ルーティンをざっとまとめてみました。
当時の自分は、
なりふり構わず必死だったと思います。
でも、そういう時期を越えてこそ見えた景色があるのもまた事実。
この夏を戦っている皆さんにとって、
少しでもヒントや勇気になることがあれば幸いです。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました!