大問3A・B
ここから読解の要素が入ってきます。
とはいえ、第3問ABは、時間はほぼ使わず、かつミスしても1つくらいが目標だと感じます。
言い方は悪いですが、ここをカモにしている合格者も多いので、どういうことか雑感を通じて書いていきます。
(21)ここから先は、本文におんなじ部分があるだけで答えを選ぶとほぼ確実に間違えるようになります。
正解の選択肢は本文の記述から巧妙に言い換えられていることがほとんどであり、『書いてないのか』それとも『言い換えられているのか』を見抜く力が点数を決めます。
そしてこれは、英検1級まで同じです。
―ってことでくどくど書いてしまいましたが、ここでは結局『9月にスーパーが始めることは何か』というのを尋ねているだけなので、『9月』に関する文だけ読めば情報が拾えて即答できてしまいます。
(22)こちらは10月に行われるあることから、『お客様』への影響を読み取れればOK。2つ合わせても2~3分でクリアしたいところです。
さて。後半戦はメール読解問題です。
2つもメールが並んでいることから情報の対比が必要かと一瞬思われますが、別個に読んでいけば大丈夫です。
ちなみに前提として、読解に入る前にタイトル、差出人の名前と送り先、日付は確認しておきましょう。
(23)『We』の指し示す人間の中に送り主が含まれていると気付けるかがポイント。とはいえ他の選択肢がこれもおかしすぎるので、消去法でも答えは絞れます。
(24)代名詞をガンガンたどればOK。もちろん固有名詞は"人間"とは限りません。(問題にならない)
(25)メールの送り主と受け取り手がこっそり反対になっていることに注意。しかしこれに気付けば、当てるのは難しくない印象です。
大問3C
一応大問3の一部という区分ですが、別個として考えた方が良いくらい長文の性質が違います。
要するに説明文ですね。しかもテーマはてんでばらばら!(スポーツの歴史、生物の説明、特急電車のトリビア等々)
ちなみに合格者は軒並みここで、6割は絶対に取ってきます。難しく感じられますが、傾向がはっきりしているため、それを知ったうえで対策をすれば点数が安定する分野でもあります。
(26)『楽しんでなかった』という選択肢が、本文にある『学校が嫌いだった』の言い換えだと気付ければ即答。やはり言い換えに気付く力が要です。
(27)いつ?をピンポイントで尋ねているので、本文に線でも引いておけば見失わないかと。絶対取りたい問題です。
(28)理由を尋ねられたら、本文から"so" "because" "to V"を探すのが鉄則。問題を頭に入れておけば、今回もそれで解けます。
(29)語句そのものは本文に全て出てくるので、関係性を間違えないのが大事。それさえ気を付ければ、丁寧に消去法を使うと答えを絞れます。
(30)『何についての話か?』という総まとめを答える問題で、難しいと言われれば難しいです。とはいえ、第一段落と最終段落に共通して出てくる名前に目星を付ければ、それが答えというケースが多いです。
ということで、読解セクションでした。次ページにて、『英作文』の雑感に触れておきます。