「まあ、平均〇点でみんなこれくらいやし、何とかなるって」
これです。酷い時は
「次頑張るからよゆー。大丈夫大丈夫。」
でどう頑張るかは教えてくれません。
「入試って本番で点数とればええんやろ?」
とか言っちゃう生徒も過去にはいました。Oh...
上の言葉、皆さんは聞いたことありませんか?また、使ったことはありませんか?
テスト以外の場面でも、よく言ってしまう言葉だと思います。
実はこれ、僕たちの脳みそに備わっている機能なんです。
人間はなぜか「自分は大丈夫」と思いこむように設計されているのです!!
この脳の機能を「〇〇バイアス」と言います。
人間には、起こった出来事に翻弄されないよう、自然に心の中の平穏を保とうとする働きがあり、
それのおかげで日常の様々な障害を冷静に対処することができます。
しかし、それが必ずしも常に有効に働くとは限りません。
例えば、今年は台風などでよく携帯がピーピーと避難勧告の通知を出していましたよね?
それに従って避難した人は何人いたのでしょう?
避難していない人の多くは「自分は大丈夫」と心の奥底に謎の安心があったのではないでしょうか。
かくいう僕もそうです。
これは心理学では「正常性バイアス」と呼ばれるものです。
Youtubeなどで探せば自然災害の恐ろしい動画はすぐに見つかります。
そんな動画をみて感じませんか?「はよ逃げんかい!!」と。
これは安全な場所から見ているからこその感情であり、現地の人は「自分は大丈夫」と動画を撮っているのだと言われています。脳が許容範囲外の問題に対処しきれずに、冷静な判断をできずにいる状態なのです。
話のスケールが大きくなりましたが、これも、上のテスト後の話も根幹は一緒です。
「自分が正しいと思ったこと」を正しいと信じ込む脳の機能が働き、
テストの結果を認めたくなく、それを省みるために考えようとせず、問題を先送りにしているのです。
(ちなみにこれは確証バイアスといいます。)
(こんな顔になってませんか?)
「どうせ何やっても無駄」と考えてしまう場合や、「~だからやらない」と行動せずに変化を起こさせようとしない人は確証バイアスが強く働いているといえます。
脳の機能だから仕方ないね!で終わってしまっては意味がありませんので、
対処法も書いていこうと思います。
それは...