経営者の視点 語学

ホーチミンで学ぶ日本の労働人口減少への対処策

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国営の幼稚園は人であふれていました。

お迎えに来たバイクで入り口はあふれかえっています。

さて、この子どもたちが大人になったとき世界の情勢はどう変化しているでしょう。

このまま少子高齢化が進んだとき日本はどうなっているでしょう?

英語の習得率は、ベトナムは非英語圏の世界70か国・地域中29位で、アジア16か国・地域中では5位です。

日本は世界30位、アジア6位でした。

ほとんど変わりません。

でも、ガイドさんからはこんな話が聞けました。

ホーチミンで、20歳以上の英語の習得率は5%ぐらい。

20歳以下の習得率は60%以上だと思いますよ。

確かに私立の幼稚園を経営されている年配の方も英語は全く話せませんでした。

おそらく教区水準は高い方だと思います。

貧富の差が激しい国で60%が英語を話せるということは、ある程度経済的に安定している人はほとんどが話せるということだと思います。

年配の方は、英語は全く話せないが、若者はほとんどが英語を話せるということは、英語教育に関してカリキュラムの変換がうまくできているってことではないでしょうか。

いつまでたっても使えない英語を大量の時間を使って学習している日本とは大きな違いだと感じました。

※もちろん、日本も改善途中だとは思いますが・・・

日本は圧倒的に労働人口が減少するという課題に対して危機感が足りないと思います。

僕は子供の将来のことを考え、とても怖くてたまりません。

ちなみに、僕の考える対処策は二つ。

1、AIに徹底的に頼る

2013年のオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授の研究が注目されました。

今後10~20年で47%の仕事が機械に取って代わられると発表されています。

ちなみにランキングがこちら

1. 小売販売員
2. 会計士
3. 一番事務員
4. セールスマン
5. 一般秘書
6. 飲食カウンター接客係
7. 商店レジ打ち係や切符販売員
8. 箱詰め積み降ろしなどの作業員
9. 帳簿係などの金融取引記録保全員
10. 大型トラック・ローリー車の運転手
11. コールセンター案内係
12. 乗用車・タクシー・バンの運転手
13. 中央官庁職員など上級公務員
14. 調理人(料理人の下で働く人)
15. ビル管理人

まあ、塾講師は大丈夫か・・・

なんてそんな問題ではありまません。

人間を徹底的に必要としない世の中になり多くの人が失業する可能性が高いということです。

労働人口減少を危惧する日本からすると悪くない話かもしれません。

でも、果たしてこれでいいのでしょうか・・・

今、、子どもたちが目標としている職業は、大人になった頃には存在しない可能性が高いということです。
 

2.海外の労働力に頼る

今回、ホーチミンに行った目的の一つがこれです。

今、山口市でも労働力不足に困っている企業はいっぱいあります。

僕がやっている「大学生に本気の内定を取らせる活動」でも感じることです。

今後、教育水準が高くなるであろう東南アジアの国々の若者に日本で活躍してもらうことって素晴らしいことだと思います。

ホーチミンで大学卒業した人の初任給は約2万円だそうです。

日本の約10分の1ですね。

それだけ日本は彼らにとって経済的に豊かな魅力ある国だということです。

彼らの多くは現地の日本人学校や日本の外語学校で日本語を学んでいます。

それは日本語が話せれば給与のベースアップになるとともに、優秀な会社に勤めることができるからです。

日本にとってもホーチミンにとっても、今はお互いにメリットが多い状況です。

どうでしょうか。

僕は個人的には機械に頼る寂しい世の中よりも、

いろんな国の垣根を越えてお互いが成長できる方が幸せになれると思います。

そうなると、

子どもが英語が話せることは必須です。

こんなに英語が話せない国は日本だけになるかもしれません。

子どもの将来が不安でなりません・・・

ちなみに、我が子には英語は話せて当たり前にさせたいと思います。

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