大問1 リスニング編
ここは去年と同様に音声をまだ聞けてないので、スクリプトと問題を見た総評を書きます。
意見は分かれると思いますが、ここは難化したのでは、と僕は思いますね。
問題形式がテスト2からガラッと変わり、イラストを選ばせる、長尺の音声を聞いて質問に答えさせるといった風に変わっていました。
そしてテスト2以降の配点が1問2点なので、間違えた際のダメージが大きくなってしまうのが怖いところです。
とはいえスペルを聞き取って書かせる問題が無くなったというのは、後述しますがこれまでのトレンドに忠実という感想を持ちましたね。
余談ですが、リスニングもまた、大学入試共通テストの形式に寄ってきたなという風に僕は感じます。
あるいは英検の形式に似てきた、といってもいいかもしれません。
次回の英検は6月に行われますので、多少見切り発車であっても、英検4級・3級の受検を通じて、様々な形式に慣れておくのはひとつ作戦として大事なのでは、と思いました。
ちなみに去年同様、裏技っぽい小手先の方法(最初だけ聞いておけばOK)といったものは通用しなくなっている印象なので、日ごろから音声を聞く、音読学習をするなど、実践的な英語力を鍛えておかないと来年度も厳しいだろうなと感じました。
大問2 文法編
ここは過去3年と比べて、難易度・傾向共に大きな変化はなしです。この大問以降は、各設問ごとにコメントしていきます。
(1) A How 形容詞 ! という感嘆文を問う表現。名詞が無いのでHowを選びましょう。
B hear of 「~について聞く」という表現の問題。ちなみに hear from も表現としてはありますが、
こちらは「~から連絡をもらう」という意味なので合わない。
(2) such as A and B 「例えばAやBのような」 という表現。
(3) 「美術館を○○」に入る言葉で、かつ「to」が無いことから、visitで確定。
ここは大きな配点・難度も例年通りかなと思いました。
大問3 対話文+資料読解
こちらも4年前くらいから追加された形式ですが、今年は過去類を見ないほど、パンフレットの方に情報量が多かったですね。
一気に処理しようとすると確実にスパークするので、丁寧に1つずつ処理できたかがカギ。
(1) 模範解答はget to ですが、go to も△1点、あるいは〇が貰えるのかなという印象です。(文法的にはget to が一番自然ですが)
(2) 二人が行くのは土曜日の話。そしてスペシャルイベントは午後1時~2時半にかけて行われるので、ここにすべて参加する方法は、“イベント前にブルーベリーを収穫”し、”イベント終了後にブルーベリーケーキを作る”という流れが適切。イベント前に全て終わらせねば!・・という先入観があると頭を抱えたかも。
(3) 内容一致問題は、正解と思われる選択肢は一旦スルーし、他のそれらに間違いの部分を探して消去法で絞っていくのが基本だと指導しています。ということで、各選択肢の正誤の基準を、僕なりに伝えます。
1 「7月に2日間行われる」のはその通り。パンフレット上段参照。
2 収穫したブルーベリーは“食べられる”ので×。Harvest blueberriesの欄を参照。
3 ジャムが半額になるのは午前9時~10時の間に買った際なので×。パンフレット中段参照。
4 それぞれのグループの上演時間は30分ずつなので×。パンレット下段参照。
5 同じ日に色々な種類のお菓子を作れるのではなく、1日1種類ずつなので×。
6 パンフレット下段右隅に、「土日ともスミス先生が担当!」とある。消去法としても〇。
ここは色んな意見があるとは思いますが、先に問題を見る➡必要な情報だけパンフレットから探す、というやり方で臨まないと、情報過多でフリーズもあり得た良問かなと思いました。
―ということで、長くなってきたのでページを変えます!