俳句と川柳の違い
ところで、まじめな話ですが、
俳句と川柳の違いを知っていますか？
どちらも
五・七・五
の形で十七音にもかかわらず、
言われてみれば、
俳句？川柳？
とわからなくなりますよね。
ちなみに、
国語の授業の中で”俳句”は習うのに
”川柳”は絶対に出てきません。
だから、知っていても説明することは
ほぼありません。。苦笑
＜形式的な違い＞
季語
俳句→必用 ／ 川柳→こだわりなし
切れ字
俳句→必用 ／ 川柳→こだわりなし
表現
俳句→文語（書き言葉） ／ 川柳→口語（しゃべり言葉）
＜内容的な違い＞
俳句→”自然”中心 ／ 川柳→”人事”中心
俳句→詠む ／ 川柳→吐く、ものす など
＜歴史的な違い＞
時代
俳句→江戸時代前期 ／ 川柳→江戸時代中期
有名人
俳句→松尾芭蕉 ／ 川柳→柄井川柳（からい せんりゅう）
※松尾芭蕉はご存じかと思いますが、柄井川柳は高校日本史でしか出てきません。
松尾芭蕉
柄井川柳
はじめの、形式的な違いについて、
”こだわりなし”ってｗ
となってしまいました(笑)
つまり、あってもなくてもいいという
なんとまあラフな感じで作られているわけです。(笑)
しかし、川柳の歴史がこんなにも
古かったと知っていましたか？
しかも、俳諧から来ている（？）ので、
もともとは俳句と同様
格調高いところからきています。
にもかかわらず、今も親しまれている
こういう文化はぜひ残ってほしいですね。
ここで一句”吐く”べきなのでしょうが、
やめておきます(笑)
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