①わからないところは潰しておく。
特に高校英語となると、概念そのものが難解に思われがちです。
ただ実際は、概念というより、既習の文法との関連がわかりづらいとか、
どういう根拠があってその表現に落ち着くのかといった方がつかみづらく、
結果暗記を始めとする力技に頼るハメになっちゃうのかなというのが正直な感想です。
よくわからないものを丸暗記で解くのは無理があります。いわんや言語である英語をや。
というところで、無理に難解な英文法書等に無理やりかじりつく必要はありませんので、
例えばネット、物知りな友人、そして噛み砕かれた参考書などを使って、
まったくわからない\(^o^)/
という状態は脱出することを第一ステップとしてください。(質問を持ってきてくれればいくらでもお答えしますよ!!)
②音読で反復。2周、3周どんとこい!!!
―実は、上記のところまで仕上げてくる生徒は割といます。
しかし、それだけの状態で70点とかを超えることはまずありません。
”あるもの”が圧倒的に不足しているからです。何かわかるでしょうか?
それは反復練習です。実践と言い換えてもいいかもしれません。
例えばピアノの練習を想像すると、わかり易いかなと思います。
楽譜が読める。指使いもわかる。どこを叩けばどんな音が出るかもわかる。
しかし、これだけの状態で、一曲演奏することはできるでしょうか?
恐らく無理でしょうね。できたとしても、相当遅く、またアドリブの利かない、
いわゆるぎこちないそれになってしまうでしょう。
―定期テストで点が取れない一番の原因は、よくよく生徒にきけば、
実はわからないことではなく時間が足りないことです。
例えば某高校の定期テストは、計算したところ、
一問にざっくり40秒程度しか使えません/(^o^)\
これは並び替えも、和文英訳も含めてです。
学校のテストが意外とワークまんまなのに難しい理由は、恐らくここ。
つまり、こと定期テストの英表においては、
頭を使った時点で遅い。
抽象的ですが、僕はそう思います。
だからこそ、問題を見たら、即座に回答を引っ張り出す練習はマスト。
それが、音読による反復というワケです。
やり方は簡単。
答えが書かれていない問題集の答えを声に出す。
そしてなるべく早く解き進める。
これだけです。
テスト対策個別においても、仕上げとなれば僕が行うのは問題の読み上げと誤答の訂正だけ。
後は生徒に延々と喋らせます。
これにより、書くより圧倒的に速く、
また脳みそに負荷をかけた状態で演習を積めるので、
より仕上がった状態で本番に臨めるという寸法です。
・・・ちなみに、出来る限り速く書くのではダメなのかと言われるのですが・・・。
それだと出せるスピードが早々に頭打ちになってしまいます。
全力で泡だて器をかき混ぜても、速度ではミキサーに勝てないのと同じで、
ツールが違えば勝負にならないのです。
文字通り一瞬で答えを閃くことができるようになるためには、
答えを一瞬で閃かざるを得ないような負荷が必要。
答えを全部書いていると、文字に起こす間考えることができるため、時間的な余白が大きいです。
それすら潰すとなれば、現状読むしかないと僕は考えています。
実際これでスコアは伸びていますので、検証も済んでおります。
参考になれば嬉しいです!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!