山口市・宇部市の学習塾「かわしま進学塾」の野上です。
今回は高校入試の受験直前期の勉強法について。
合格に向けて、限られた時間を有効に使うためにぜひ参考にしてください。
高校入試の受験直前に受験生がやるべき4つのこと
新しい問題集や参考書には取り組まない
直前期は、焦ってあれこれと新しいものに手を出すのはNGです。
学校で買った新研究は何度もやり込みましたか?今までの塾のテストと習熟度テストに出た問題は、同じ問題が出たら必ず正解できますか?今あるものが完璧にできてなければ、新しいものに取り組んではダメです。
「入試過去問」はしっかりと復習して、完璧を目指しましょう。過去問を解く際は、必ず1教科50分の時間を計って、時間の使い方を意識しながら取り組みましょう。解き終わったら、すぐに答えあわせをして点数を出して、すぐにやり直しをやりましょう。後でやろうはやらなくなる元。
大切なのは「やり直し」です。答え合わせは「間違い発見」のため、やり直しは「間違い修正」の ためのものです。やり直しをすることで、勘違いしていたものを正し、足りなかった知識をおぎない、 自分のミスの傾向(計算間違いや問題の読み間違いなど)を掴みましょう。
入試では記述や計算などの難しめの問題よりも計算や漢字などの「基本問題」の方が点数の差が生まれやすいのです。その理由は、難しい問題は多くのの受験生が出来ないので、差が生まれにくいからです。むしろ簡単な問題こそ気を抜かず、必ず正解できるように「見直しの時間」もしっかりと考慮しましょう。
理科・社会の勉強量を増やす
理科と社会は暗記中心の科目なので知識をおさえたら、そのまま点数に結びつきます。入試は5教科の合計なので、この時期になると英語・数学・国語の伸びよりも、理科・社会に伸びに期待するのもひとつのやり方です。
過去に休日の3日間で理科の新研究をすべてやり遂げた猛者もいました。見たことがある問題が増えれば増えるほど、テストで正解できる問題は当然多くなっていきます。
こちらも問題は解いたらすぐに丸付けをし てやり直しをする、過去問は点数も出して間違えた問題は二度と間違えない ように、やり直しをしたらもう1度解き直す、を毎日やりましょう。これは社会科でも同じです。
インプット→アウトプット→インプット→・・・の繰り返しです。
英語・数学・国語は毎日最低1題は解く
英語・数学・国語は過去の積み重ねが大きく関わってきます。これらの科目が苦手な人は、諦めがちな人が多いですが、そんなことはありません。理科と社会だけしか勉強しないようになると、英語・数学・国語の力が衰えていきます。そうならないようにするためにも、英語・数学・国語も必ず毎日最低1題は解くようにしましょう。それに加えて、数学の計算問題と英単語を覚えることは毎日やりましょう。
毎日やってもなかなか成果を確認しにくい科目なので、心が折れてしまいがちな教科ですが、それは非常にもったいないです。頑張ったら頑張った分だけ力になります。それが「いつ結果が表れるか?」だけのことです。実際、習熟度テストや塾テストを、問題用紙が消しゴムで消しすぎて薄くなるくらい、何度も何度もやり直しと質問を繰り返していた生徒が、入試本番で一番できた!といったこともありました。継続することは本当に大切です。
合格するイメージを持って取り組む
合格発表の時、自分の番号を見つけ、両親・友達、そして自分自身がみんな喜んでいる姿を想像しましょう。合格して、心おきなく好きなことができる楽しい春休みや、志望校に入学するイメージを励みに、今ここでしっかりと合格に向けた勉強に取り組みましょう。
長かった受験勉強もあとわずかです。スマホを触るのも、テレビを見るのも、ゲームをするのも入試後ならだれも文句は言いません。いま必要なのは合格に向けて、しっかりと勉強に打ち込むことです。「頑張らないといけないときに、頑張りきること」受験勉強で最も学ぶべきことは、これだと思います。
山口県公立高校入試まであと20日余りです。
受験生のみなさんは合格に向けて、最後まで頑張ってくださいね!