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大学入学共通テスト、結局どうなる?これだけは知っておきたい4つの変更点。

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山口市・宇部市の学習塾「かわしま進学塾」の野上です。

2020年度から実施予定の「大学入学共通テスト」でしたが、英語民間試験に続き、国語・数学の記述式も導入が延期されることになりました。英語の民間試験、そして国語・数学の記述問題がなくなった今、次の高2生と保護者に向けて、現在判明している共通テストでの主要科目の大きな変更ポイントをまとめてみました。

☑ 英語:発音・アクセント問題などがなくなる、設問が全て英語、単語量増加で難易度が上昇

試行問題で出題された、英語の【第1問】です。

英語の試験問題に、もはや日本語はありません。

厳密にいうと、ページの境目に ↓ コレ だけ日本語がありました。

(下書き用紙)英語  (筆記[リーディング])の試験問題は次に続く。

 

☑リスニング:50点満点から100点満点へ、本文の1回読みも始まる

試行問題の【第4問】です。リスニングは、大問の前半は2回読み、後半は1回読みです。

☑国語:書類など実用文からの出題

国語の【第2問】です。資料部分のみの抜粋ですが、実用文はこういったものになります。

☑数学:数学の知識だけでは解けない

数学の【第4問】確率です。

問題文だけの抜粋ですが、国語のテスト?と思わせるような長々とした設定から始まります。内容の読解ができていないと数学が始まりません。数学試験あるあるの「時間不足」がさらに加速するかもしれません。

以上は、導入が確定しているものですが、全科目で【ゼロマーク】の導入や、理社の【複合分野の出題の増加】など導入がまだ未確定のものもあります。そんな中ではありますが、「センター試験」が「共通テスト」になると【読解力】の必要な部分が多くなることで、難易度は上昇していくことになるでしょう。各科目で高得点が取れるかどうかの大きな境目のひとつが【読解力】。本当にそうなっていくかもしれません。

大学入試改革の内容が迷走した結果、その負担がすべて次年度の受験生に圧し掛かってしまわないようにしてほしい…と願うばかりです。この記事が、次年度の受験生の一助になれば幸せます。

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