こんにちは。
山口市の学習塾「小さな学び舎たかおか塾」の徳山です。
最近火星ブームが来ていますね。
上の写真はNASA基地デザインコンテストで日本人建築家たちのグループが1位を取った作品です。
今までは火星の土などを使って建造物を作るような案が主流だったのに対して、火星の地下にある水を使って氷の家(火星の気温は-40℃)を作ろうというものです。
その名も「MARS ICE HOUSE」。
そして火星に作る家を考えるということは、同時に火星での生活を考えるということです。
今日は極地建築家の村上裕資さんという方を紹介したいと思います。
村上さんはアメリカの「長期火星模擬体験実験」に参加した唯一の日本人です。
「日本で一番火星に近い男」とも言われています。
「長期火星模擬体験実験」は、地球上の一番厳しい場所を火星に見立てて、7人のクルーが実際に生活するというもの。村上さんは副隊長のポジションを務めます。前回、村上さんはこの実験を「火星ごっこ」とおっしゃられていました。前半の80日は、アメリカ・ユタ州の砂漠で行われたのですが、砂漠といっても暑いところではなく寒い砂漠。80日間、基地の外に出るときは重い宇宙服を装備し、外の新鮮な空気を吸うこともできません。
そんな前半の80日を終えて、村上さんがおっしゃったのは「まぁ、一言で言うと、ものすごく疲れたな、という風に思っています、個人的には。なんで疲れたかというと、ほぼ全部、想定内でした。(中略)起こらないでいいなと思ったことは全部起きました」と村上さん。
村上さんはチーム内で「ある程度起こりうる問題を想定して、それが大きな問題にならないように対処する」というような役割を担っていました。
自分が活躍するのは何か問題が起こっているとき。
前半の80日を終えて身に見えた成果がなかったのは自分だけだとおっしゃっていた村上さんは「成果がないことが成果」という深い言葉を残していました。
何か新しいことを始めるなら、村上さんのように起こりうる問題をすべて想定し、そして起こらないでいいと思うことはすべて起きると考えたうえで対処しておく。
毎年KAWASHINグループで行っている夏合宿や入試説明会。
そしてもちろん生徒たちとの受験。
問題点を先延ばしにせずに対処しようと思いなおした今日この頃でした。
とりあえずまずは4月9日(日)に予定している春イベントを頑張ります!