カープ優勝で盛り上がる広島にて森塾の研修に参加しました。
なんと出勤中の卒塾スタッフの斎藤君に出会うというラッキーもありました(笑)
今回の参加メンバーは、わたしと野上、高岡、岡村、和義、久村、奥村です。
研修の内容を久村くんのレポートで紹介します。
10月14日(金)に広島県で行われた森塾主催の研修会に参加してきました。
森塾は新潟県の長岡市で創業され、現在では東日本を中心に80校舎以上を運営されている塾で、
全国の定期テストを徹底的に分析したフォレスタというテキストを発行されており、
KAWASHINグループもこのフォレスタを用いて個別授業を実施しています。
さて、今回の研修会のテーマについてですが、現在全国的な塾業界における問題の一つである、
学生アルバイトの雇用についてのものでした。
現在、塾業界では優秀な学生アルバイトを雇用する事が非常に困難になりつつあります。
この問題には大きく2つの原因が存在しています。
まず1つめの原因として、これまでの塾業界における労務管理のずさんさが影響しています。
生徒に対して授業を行うという事は、その生徒の人生に少なからず影響を与える事になります。
生徒の人生に影響を与える以上、塾講師には授業に対する準備には膨大な時間を費やし、
授業後の報告も密に行う事が要求されます。
しかしながら、学生アルバイトの場合、支払われる給与は授業に対してのものであり、
準備や報告に関しての給与は発生していませんでした。
これに対し、大学生の中で塾講師はブラックバイトであるという声が徐々に大きくなり、
現在ではユニオンが結成され、中には塾講師のアルバイトを禁止する大学まで出てきています。
さらにこれらの事を大きく見た国は、厚生労働省、文部科学省の連名で塾業界に対して
「学生アルバイトの労働条件に関する自主点検表」を作成し、
労務管理の改善に乗り出しました。
そして2つめの原因としてリーマンショック以降徐々にではありますが、
景気が上向きになり他業種のアルバイトの募集が増加している事が影響しています。
実際に学生に対する有効求人倍率の上昇が見られブラックバイトであるというイメージのついた塾講師という選択をする学生が減少し、
優秀な学生が他業種を選択するようになっています。
優秀な学生アルバイトは個別授業という形態の塾にとっては死活問題となります。
もちろん少数精鋭でも教室の運営は可能です。
しかしながら、一人一人の講師が担当できる生徒の数には限界があり、
かわしま進学塾では一人でも多くの山口市に住んでいる子どもたちの
「夢を見つけ、夢を育む」事を理念として運営させていただいています。
今回の研修では、そのために不可欠な優秀な学生アルバイトを一人でも多く雇用するためのヒントを得る事ができました。
まず、「学生アルバイトの労働条件に関する自主点検表」に記載された事を徹底的に再確認し、それを実行することです。
現在すでにある程度定着してしまった塾講師に対するブラックバイトのイメージはなかなか拭えないかもしれません。
しかしながら、この度この自主点検表に基づいて第三者が客観的に評価、
認証を行う「安心塾バイト」認証制度が実施される事になりました。
この認証を受ける事によって、学習塾事業者は募集に認証マークを利用でき、
求職者はこのマークを目印に適切な労働環境を有する学習塾を選択できるようになります。
また、講師の数の確保に関しては募集の裾野を広げる事が考えられます。
これまでは教務力、コミュニケーション能力共に優秀な学生を優先的に雇用していました。
しかしながら、コミュニケーション能力に優れている学生であれば、教務力は研修で身に着けてもらう事が可能です。
研修で得たヒントを元にかわしま進学塾ではこれからも積極的に優秀なスタッフを雇用します。
そして雇用したスタッフに対してどこよりも研修に力を入れ、最高の個別授業を提供します。
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僕も大学一年からずっと塾講師のバイトをしていました。
今では大学生の30%近くが塾講師のバイトをしているそうです。
だからこそ求められるしっかりとした労働条件。
昔はこうだったのに・・・
なんて言葉で片付けられないのはどの業種も同じですよね。
学生スタッフが気持ちよく働いていただき
大活躍できる環境を作れるように進化していきます!!!
研修後にお好み焼き。
また広島はゆっくり来たいですね!!!