「夢を見つけ、夢を育む」ことに繋がるドミノの1枚目はなにか?
突然なんだ、という話ですが、僕は株式会社コルク代表、佐渡島庸平氏の考え方や著書が好きで、
インタビューや動画などをよく観ています。(ドラゴン桜や宇宙兄弟の編集者の方ですね)
その方がよく使うフレーズに、「ドミノの1枚目」というものがあります。言い換えれば、物事の起点ですね。
この視点から、かわしま進学塾の理念「夢を見つけ、夢を育む」という言葉を考えると、自分の中で問いが一つ立ちます。
それは、子供たちにとって、ノーヒントで夢を見つけるというのは、極めて難度が高いことなのでは、ということです。
僕自身、紆余曲折の果て、こうしてある意味夢に見たことさえなかった塾講師という仕事に8年くらい就いている手前、「夢は必ず見つかるさ!」とあけすけに背中を叩くのも気が引ける、というのが正直な感想っちゃ感想です。
特に今はYouTuberを始めとして、子供の頃のノリの延長で飯が食えている人もいて、かつAIによってクリエイティブな部分も代替されている今、その難度は増々高まっているように思いますね。
だからこそ、夢探しの第一歩は何かという命題については、折に触れて考えて、更新していく必要があるように感じています。
では、かくいう僕自身は、それをどう考えているのか。
これはまだ暫定解ですが、僕は世の中を知ることだと考えています。
とはいえ、今の世の中は何がウケていて、どんな仕事があって、どんな形の幸せややりがいがあるのか、
生徒たちがそういうのにアンテナを張って能動的に情報を取りに行くという様子は、なかなか想像できません。
大人でも難度が高い話です。
そこで、その一助として閃いたのが、本です。軽い気持ちで開いたページに、何か生徒たちの夢に繋がるヒントがあれば嬉しい。
そう思ったので、自習室をちょっとDIYして、学びになりそうな本を色々と並べているところです。
尚、並んでいる本の9割は私物で、かつ飾ってある写真は、生徒の一人が修学旅行先から送ってくれたものです。
※↑の右の謎のイラストは、【プルチックの感情の輪】と呼ばれる、人間の感情を可視化し、一覧にしたものです。
興味がある方はこちらをご覧ください➡https://swingroot.com/plutchik-emotion/
ついでに言うと、僕は自習室を「カフェ」「美術館」「図書館」といった雰囲気の場所にしたいと考えています。
ここは単に好みなのですが、自習室の環境が優れていると思う塾さんの例を見るといつも、上記の場所に近いという感想を持つからです。
空き時間さえあれば、イギリスの図書室や都会の自学ルームのインテリア例を眺めて、ダイソーでコツコツと飾りを買い集める。
そんなことを毎日飽きもせずに考えています。
また、「学んだこと(主に物理や算数)をこう使ってもいいんだ!」というヒントになり、
かつシンプルに面白いコンテンツとして、空想科学読本の定期購読PDFを印刷し、1階と3階に貼っています。
山口高校の生徒から、小学4年生まで、足を止めてはじっくり読んでくれている。
すごくパワーのある掲示物だなぁと、つくづく感じ入ります。
今後もこういう風に、学校で得ている知識や現代社会を、様々な角度で切り取ったり使ったりしている教材は、意識的に用意できればいいなと思います。
さて。
ここまではどちらかと言えば「内側紹介」という意味合いが強いのですが、ここからは完全に「内輪向け」な話を書いていきます。
人によっては業務連絡と受け取るかもしれないし、別の人からすれば言い訳に聞こえるかもしれない。
それを前提としたうえで、更に別ページに続けます。