こんばんは!
山口市の学習塾「かわしま進学塾」白石校の小森です。
いつのまにやら梅雨が終わり、熱い日差しとともに台風という厄介者が来る季節となりました。
夏を勝負と言わんばかりに勉強に気愛を入れる子もいれば、まだまだエンジンがかからない様子の子もいて千差万別です。
移り気・千差万別と言えば「紫陽花」です。
日本原産のアジサイが初めて書物に登場したのは、奈良時代のことでした。
日本最古の和歌集である『万葉集』に登場しています。
万葉集には様々な植物が記されていますが、アジサイが詠まれている和歌はわずか2首だけだそうです。
●言(こと)問はぬ 木すら味狭藍(あじさい) 諸弟(もろと)らが 練(ねり)の村戸(むらと)に あざむかえけり
●安治佐為(あじさい)の 八重咲く如く やつ代にを いませわが背子(せこ) 見つつ思はむ(しのはむ)
上の2首が、万葉集に記されていた和歌です。
これらの和歌を読んでみるとわかるように、万葉集が作られた時代には『紫陽花』という表記は使われていませんでした。
私たちに馴染みのある『紫陽花』という表記になったのは、平安時代のことです。
学者であり歌人の源順(みなもとの したごう)は、中国の白楽天の詩を読んだ際、その詩に記されている『紫陽花』と、日本でよく知られるアジサイが同じものだと考えました。
このことをきっかけに、アジサイに『紫陽花』という漢字があてられるようになったのです。
アジサイの花言葉を知っていますか?
アジサイの花言葉の一つが、「移り気」です。
ネガティブな花言葉ですね…。
それでは、なぜこのような花言葉がつけられたのでしょうか。
これには、アジサイの『色』に理由がありました。
アジサイは土壌が酸性かアルカリ性かで色が変わると言われています。
そのため、「同じ場所に植えていても年々花の色が変化していく」なんてことが起こるのです。
土壌の酸度によって色が変化するアジサイには、『七変化』という別名までつけられています。
このように、アジサイは土壌によって色がコロコロと変わる植物です。
アジサイの色の変わりやすさが、人の心の移ろいのように見えたことから、「移り気」というような花言葉がつけられたとされています。
ただ、ネガティブなように聞こえる「移り気」という言葉も捉え方によっては+の方向に持っていけますね。
『今までと違って気持ちを勉強に移す』
こう捉えることもできます。
『夏季講習!!』
気持ちを入れたこの夏の取り組み1つで皆さんも良い方向へ『千差万別』成長できると思いますよ!
勉強は手を動かすことも大切ですが、気持ちも大切です。
自分の根本のメンタルは自分でしかコントロールできませんからね。