こんにちは。
山口市内にある学習塾、小さな学び舎たかおか塾の高岡です。
今週から小中高と新しい生活がスタートしています。
中学1年生に英語の授業をしているときに使う英文。
I love you.「私はあなたを愛しています」
子供たちにこんな話を毎年するんです。
私「みんなで発音してみよう!さん、はいっ!アイラブユー。」
子供たち「アイラブユー(笑)」
私「みんな上手!!でもね、loveの発音を日本人の日本語の‘ラブ’のまんまで発音しちゃうとね・・・」
私「外人さんには I rub you.って聞こえちゃうんだよ(黒板に板書する)」
子供たち「???」
私「これってね、、、」
私「私はあなたをこすりますって意味なんだよ(笑)。ロマンティックな場面で私はあなたをこすりますって(笑)」
子供たち「(笑)」
私「発音で大きく意味が変わるから、ちゃんと正しい発音で練習しようね!」
私「んじゃもう一回聞いてみるけど、I love you.ってどんな意味かな?」
子供たち「私はあなたを愛してる!(笑)」
私「そうだね!でも、こんな風に訳をとることもあるよ!」
私「(黒板に板書)月がきれいですね」
子供たち「???」
私「わかる?(笑)」
子供たち「?????」
私「今は愛しているという言葉を漫画や日常会話で出てくることが多いんだけど、今と昔の‘愛してる’ってちょっと違ったんだよね。」
子供たち「(真剣に食いついている)」
私「昔は今みたいに恋愛結婚が出来るような時代ではなかったんだよね。結婚相手は親が勝手に決めたりとか。」
私「好きじゃない人や全く知らないハゲたおっさんと無理矢理、結婚させられたり(笑)」
子供たち(特に女子)「えーっ。ありえんー(笑)」
私「今みたいに直接好きな人に会って、告白とかできなかったんだよ。」
私「だから歴史で勉強した万葉集や古今和歌集には自分の愛の気持ちを伝える情熱的な和歌が多くあるんよねー。」
私「だからね、昔の若の中には‘月が綺麗’と好きな人に手紙を送ったら、‘私に会いに来て’という意味だという和歌もあるくらいなんよ(笑)」
私「この時代にラインで‘月が綺麗’で‘私に会いに来て’と解釈するのはちょっと危ないよね(笑)」
子供たち「(笑)」
私「そんな時代の中で、I love you.を訳すときに、‘日本人が、愛している’などという言葉を使うわけがない。
日本人ならば‘月が綺麗ですね’の言葉だけで相手に気持ちが伝わるはずだ、ということでこの訳がとられたんだね。」
私「ついでに、I love you.を‘月が綺麗ですね’という訳を取ったのが、千円札になっている夏目漱石なんだよ。かっこいいよね!」
たかおか塾の授業では、学校の定期テストや受験対策はもちろん、子供たちが楽しく勉強に取り組む「楽習」にも力を入れています。
ただ単に暗記するのではなく、面白い・興味深いエピソードとともに学習することで抜群に頭に残りやすいですよね。
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