おはこんばんにちは、最近休日の有意義な過ごし方について考えている神原です。
いきなりですが、緑野菜の色って何色か分かりますか?
「馬鹿にするなよ、緑に決まってるじゃないか!」「君は野菜を見たことがないのか!」とお思いになるでしょう。
いや、さすがに見たことありますし食べたこともあります。しっかりと22年間生きていますので。
実はある手を加えると、緑野菜を〇色にすることができるのです。
【手順】
①ほうれん草や小松菜を用意し、葉を細かくちぎる
②ちぎった葉を乳鉢と乳棒ですりつぶす
③すりつぶした葉がひたひたになるまでエタノールをいれて、またすりつぶす
④どこの家庭にでもある(ない)ブラックライトの光を当てる
(ブラックライトは直視すると失明する可能性がありますので使用の際はご注意ください)
気になる結果は…
すると、なんとさっきまで緑色だった野菜が赤色に変化するのです!
何故赤色になったのか?
結果から言うとこれは赤色に蛍光しているからなんですねー。
原理を説明するにあたって、まずは色の見え方について説明から。
光は虹色で構成されています。それがものに当たると、色によって反射もしくは吸収されます。
ここで反射された色が私たちに見える色となるのです。
ホウレン草や小松菜は光合成を行う葉緑体というところにクロロフィルという色素を持っています。
そしてこのクロロフィルが緑色以外は吸収し、緑色のみ反射していることで緑に見えているというわけです。
じゃあなんで赤色になってんだよ!!!!!
それはですね、本来であればクロロフィルが光からエネルギーを受け取り光合成を行います。
しかし、今回加えたエタノールが光合成を邪魔してしまっているので、光から受け取ったエネルギーの使い道がなくなるわけです。
そのエネルギーはずっとは持っておけないので、赤色の蛍光や熱として逃がしたりしてエネルギーを使うので、今回のように赤色になったというわけですね。
もっと詳しく原理を見ていくと非常に複雑で難しいです。しかしそれが生物の面白いところでもあります。
実験結果としてはすごくシンプルで、見た目もきれいですので、是非今年の自由研究にどうですか?(笑)
もしやってみよう!ということであれば、ブラックライトとエタノールの扱いだけは注意してください…