しょせん日本語なんだから、国語は大丈夫!・・・?
一番ここがネックの部分です。
通常、
会話・手紙・LINEなどのSNS
は相手がいること、そして、
相手が誰なのか、どんな読み取りをするのか
という情報が明確に分かった上で
言葉にしていきます。
多少言葉が足りなかったり
説明が不足していても、
相手が察してくれるから
近しい人と話すのが楽なのです!
つまり、普段の会話というものは
『自分の説明がダメでも、相手が察してくれること』
を前提としています。
しかし、国語の文章問題は
『不特定多数』に向けて書かれています。
そして、国語の解答は
『不特定多数』に向けて書くことを求められています。
普段の会話の中で絶対に、どうしても、
国語力を鍛えたいと思うなら
「なんでアリさんに石を投げたの?」
という質問の形ではなく、
「なぜアリに対して石を投げたのか、
周囲の状況を踏まえて、三十字以内で
説明せよ。」
という会話になりますね…苦笑
そんな家族の会話は嫌ですよね。苦笑
とはいえ、この特性の違いが非常に大きな差です。
【次ページ】本当に国語力をあげたいなら/カオスと明晰