多動力とは?
そもそも『多動力』とはどういう定義かというと、
色んなことに対し、いくつも並行して次々ハマる力
とあります。
そのためには、常に『自分の時間』を意識し、徹底して効率を高め、
無駄を削ることが大切と説かれており、
この本にはその具体的な方法やヒントが数多く散りばめられています。
ということで、以下その内容を列挙して紹介していきましょう!
①見切り発車は成功のもと
この本で繰り返し説かれているのが、
『まずは行動、とにかく行動!』
という内容です。
これについては、周りの目や失敗したときの恐怖が先行し、
『できないよぅ~』という印象を抱く生徒が多いです。(僕も大概ですが)
しかし、今の世の中はインターネットによる集合知を利用でき、
かつ毎日のように情報や情勢が変わるため、
非常にスピードが速い状態になっています。
そんな状態では、『きちんと仕上げてから行動!』では遅いことがままあります。
むしろ今は、とりあえず世に出しちゃって、後からどんどん修正するのが肝心です。
つまり、永遠にベータ版にであれ、という話ですね。
では、この考え方を、どう普段の生活で使っていくか?
これはそのままはなかなか難しいのですが、例えば以下の行動を通じて、
このマインドを習得するのがオススメだと思います。
①各単元は、80点くらいが取れると思ったら、さっさと次に行く!
→わからないところが出たら、その時々で復習すればいい!
②毎日、やったことが無いことをやってみる!
→例えば動画編集も、今ではタダでかなりのことができる!
③どんどん人に質問する!
→自分が必要な情報を得るためには、質問力も必須。自習の疑問点を質問して鍛えよう!
―これは僕自身もできていなかったことですが、
やはり『とりあえず出してみて』→『適宜直す』というスタイルの方が、
最終的に良いものが出来ることが多いです。
日々の勉強の中で、是非これを意識してみてください。
②したくないことを明確化する
これは僕が言うと、『わがままを肯定しやがって!』と眉をひそめられそうですが・・・。
真意はおそらく、『徹底して効率化できないかを考えろ』ということです。
例えば、自分で一から教科書の単語を書き並べ、意味を書く勉強法。
これは、最終的に単語帳めいたものが欲しいという狙いなら、ネットに落ちているのを拾えば一瞬です。
また、苦手な単元にずっとかじりつき、まったく手が進まない場合。
これも、逆に一旦他のことをしてから戻ってくるような取り組み方で、気分も変われば成果も増します。
勉強法の研究も日々進んでいるため、それを調べるのも良いでしょう。
時短のテクニックは、詳しい人に質問したり、ググったりすれば一撃です。
これは手抜きではなく一工夫です。(もっとも、手抜きもまた大切ですが、今は割愛)
いつまでも非効率なやり方に固執したり、そもそも効率的なやり方の存在を知らなかったりすれば、
失う時間や無駄になる労力も半端ではありません。
楽をするのは悪ではないのです。
これもまた『工夫』と認めて、積極的に推奨してはいかがでしょうか。
③リズムよくタスクをこなす
②のテーマに通じるのですが、作業はそれをこなすスピードより、
リズムの良さが大切だと感じます。
簡単に言えば、作業を中断させる要因を徹底的に排除する、という感じです。
例えば、僕は今LINEをそこまで頻繁にはチェックしません。
いつもは25分くらい作業をして、5分ほど休むのですが、
そこで細かい作業はまとめて行うようにしています。
つまり、メインで取り組んでいることは、あまり中断しないよう心掛けている、という話です。
しかしこれを、同時並行であれもこれも・・とやった日には、疲労の割に悲惨な成果しかできません。
あれこれ同時に行うことと、様々なことにハマることは別物です。
1つの時間には1つのことに集中する。
作業スペースに娯楽を持ち込まない。
周りがうるさければ耳栓をする。
無駄な我慢はせず、まずは一工夫を考えてみてください。
―ということで、本当はもっといろいろと有益な教えが書いてあるため、
ここに書いた2000字程度ではまとめきれないのですが・・・。
まずは何より、雰囲気が伝わっていれば幸いです。
自宅学習の大敵は、やはりマンネリズム。
それを打破するヒントとして、是非ここに書いたことを参考にしてみてください。
では、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
KAWASHINグループ
東進衛星予備校山口白石校での四谷大塚全国統一小学生テストはこちらから!!