『地理』を何とかするには?
地理は歴史とは違い、語句と語句の繋がりや、
イメージが浮かびにくいのが特徴かなと。
だからこそ、苦手な生徒はとことん苦手です。
ただ正直、『ヨーロッパのスカンジナビア半島』とか、
『フィヨルド』なんていきなりいわれても、
『ああ、あれね』と納得する方が無理ゲーですよね。
そこで提案したいのが、以下の3点の方法です。
①教科書や資料集の画像を必ずチェック!
『・・・は?当然でしょ?』という声が上がるかもしれないですね。
ですが、意外とこれをサボって、
『分からん!覚えられん!』という生徒が多いのもまた事実。
全ての根っこはここにあり。
だからまず、『語句の意味がわからないよぅ~』って生徒ほど、
画像を必ずチェックし、イメージと結び付けましょう。
そうすれば、自分の言葉で理解することも可能。
記憶量は格段に変わります。
(『フィヨルド』ってあのギザギザしたヤツね、とかで十分です)
めんどくさがらずに、
資料集と教科書は並べて、
まずはインプットを行いましょう!
②画像の無い語句はネットでリサーチ!
―とはいえ、全ての太字の語句に
画像がついているワケではありません。(スペース等の関係ですね)
それを放置すれば、
知識にムラができ、
トータルでは伸び悩みます。
そうなると強いのが、『インターネットでの検索』です。
例えば、教科書やワークにおける『乾燥帯の住宅の特徴』については、
大体が言葉、そして1,2枚の画像で済まされていることが多いです。
しかし、それについてネットで調べれば、
大量の画像がヒットします。
しかも大抵は、説明もセットでついています。
『ネットで勉強とかナンセンスだ!』という意見もありますが、
敢えて言うと、『活用しない方がナンセンス』です。
技術はしっかり活用し、自分の知識を補完する一助としてみてください。
③気候帯と気候区分はしっかりと押さえる!
ここは特に中1に伝えたい話ですね。
歴史と違い、語句と語句のつながりが薄いと先ほど言いましたが、
実は分かりにくいところにそれはあります。
それは、『気候区分』です。
なぜ熱帯の住居の壁は白いのか?
なぜ極寒のエリアは高床住居なのか?
等々、主に人々の暮らしにかかわる疑問の答えは、
身もふたもなく『住んでいる環境』にまとまることが大半です。
気候区分を押さえておけば、『なるほど、雨が降らないからか』とか、
一つ一つの語句や説明に自分なりの納得ポイントを付けることができます。
この積み重ねが実は大きく、記憶の定着には欠かせません。
めんどくさがらず、
気候区分は自分で調べたり教えてもらったり、
あらゆる手を尽くして克服しておきましょう。
―ということで、今日は手短にまとめてみました。
ぶっちゃけ、イメージもできない、興味もない国の川の名前なんかは、僕でも覚えられません。
ある程度のとっかかりは必要です。
だからこそ、ここに書いたことが、
そのヒントになっていれば幸いです。
それでは、今日はこの辺で。