①保育園と幼稚園の違いって何?
意外と意識しないこのテーマ。
言われたときはすっごく困ったのを僕は覚えています。
これについては、いい感じでまとまったサイトがありましたので載せておきます。
https://benesse.jp/kosodate/201601/20160111-1.html
ただ、そんだけだと乱暴なので、
以下違いについてだけ載せておきます。
1 0歳から入れるのが保育園、3歳からじゃないと入れないのが幼稚園。
(卒業のタイミングはどっちも小学校入学前)
2 保育園は給食が義務、幼稚園は任意。
3 保育士になるには『資格』が必要で、
幼稚園教諭になるには『教員免許』が必要。
みたいな具合です。
後は預かってもらえる時間なども差があるのですが、
延長などの制度でその辺はあいまいとのこと。
なかなか中学生に馴染みがあるように伝えるのは難しいテーマですが、
きちんと違いはあるようですね。
②原人が言葉を使えるようになったと教科書にあるけど、なんで分かるの?
実際定期テストの点数が良い子から受けた、血の気が引くような質問です。
確かになぁ。化石しか残ってないし、とっくに絶滅してしまっているのに、
なんで言葉を喋っていたと分かるのかと。これに気づけるだけですごいです。敵いません。
・・ただ、敗北宣言でお茶を濁すのも違うので、頑張って調べてみました。
すると、無茶苦茶長いWikipediaの記事が登場。
たくさんの議論や考え方がごちゃ混ぜで展開されていて、とてもまとめきれない!!
他の簡単な説明の記事とかを読んでみましたが、
論文の読み方を勉強してない僕には、なかなか無茶苦茶なお話でした。ハイ。
なので、紹介されていた説を乱暴にまとめます。
1 そもそもどこからが鳴き声で、どこからが言葉なのかがあいまい。
例えば、ヴェルヴェット・モンキーというサルは、
10種類程度の音声を聴き分けて行動を変えるが、言葉とは言えない。
2 頭蓋骨から、ネアンデルタール人は言葉を話す『能力』はあったという。
ただ、脳の容量などから、その『知能』があったかは疑問。
(しかもネアンデルタール人の分類は『原人』ではなく、『旧人類』だという。もうついていけなくなってきた。)
3 7万~5万年前のホモ・サピエンスは、言葉を手に入れていたらしい?
(複雑な作業が必要な道具が発見され始めたから。これらの作り方を伝えるには、言語が必要・・という理屈らしいが)
―ということで、しれっと教科書に載せておくにはあまりに深い謎がある!ということが分かりました。
逆に言えば、『ズバリこうだぜ!』という理由はわかりません!
考古学がこれからもっと発展して、
生きてる間に答えが知れたらいいですねえ(しみじみ)
③お寺と神社の違いって何?
違うことはうっすら知ってたのですが、具体的に、
と言われたら詰んでしまったテーマ。いやはや。
『親鸞』という小説が好きで全部読んではいたのですが・・・。
知識ばかり増やした結果、簡単に言えなくなってしまっていたことに気づきました。
なのでここでは端的に、違いだけをズバズバっと並べます。
鳥居があるのが神社!鳥居が無いのが寺!
お墓がないのが神社!お墓があるのが寺!
名前の最後が『社』や『宮』で終わるのが神社!『寺』や『院』で終わるのが寺!
等々。他にも、神社の宗教は『神道』で、
寺の宗教は『仏教』などといった違いもあります。
ただここから、『じゃあ神道と仏教の違いって何?』とまで話を広げると、
キリが全くなくなりますね。
後のことは、自分で調べてみましょう!(他力本願!)
―と言うことで、生徒から出された宿題を消化してみました。
調べてみると、色々と深い裏話があったり、明確な線引きがあったり、
逆にわかってないことがわかったり、やはり勉強って面白いなぁと感じました。
そういえば中学生のころ、学校の先生の話をそっちのけで、
国語の資料集を延々と読んでいたことを思い出しました。(言語道断ですが)
ぶっちゃけ、自分が興味を持ったことの方が頭に残りますし、やっててワクワクしましたね。
僕自身、昭和初期くらいの作家の名前やドラマが好きなのは、実はこの辺にルーツがあったりするわけです。
さてさて。生徒たち!
俺はノルマを果たしたぞ!自分はやらんのにウチらばっかり・・
みたいな言い訳は今まで以上にさせないからな!
というクギ刺しをもって、今日は終わりにしときます。^^