こんにちは。
山口市の学習塾「小さな学び舎たかおか塾」の高岡です。
みなさんこんにちは。
今日は教育相談の中でもよく出てくるフレーズ、
「ウチの子、読解力がないんです」の解決策を教えます!
ネットで役に立つ記事を見つけましたのでご紹介しますね。
【読解力とは、要するに何?ということを読みとる力】
読解力とは、簡単に言えば「要するにその文章で何が言いたいのか(書いてあるのか)」を読みとる力です。
新聞にしろ、雑誌にしろ、国語の教科書にしろ、より詳しく説明するために、
複雑で長い文章になっているのですが、結局、言いたいことはいくつかに絞られるものです。
実際、国語の読解問題では、「筆者の言いたいことは何か」を問う問題がよく出題されますよね。
文章はいくつかの段落からなり、段落はいくつかの文からなり、文は主語と述語からなります。
ですから、「主語と述語を正しく読みとること」が読解力の基礎と言っても過言ではないのです。
前置きが長くなってしまいましたが、主語と述語を正しく読みとること、これが「バケツの穴をふさぐこと」
つまり読解力を上げることにつながるのです。
【国語読解力を高める「○○字要約」とは】
文章の主語と述語を正しく読みとるためのトレーニングとして、「○○字要約」というものがあります。
まずは、例題です。
「動物園で人気者のペンギンは、空を飛べないが鳥である。」※26字
この文を、10字以内(句読点を含む)で要約するとどうなるでしょう。
要約するのですから、文の意味を変えてはいけません。
また、字数が制限されているので、あまり重要でないことは、削らなければいけません。
その結果、必然的に主語と述語だけを見つけだすことになります。
というわけで、答えは
「ペンギンは鳥である。」※10字
になります。
では、この要領で、次に挙げる練習問題を解いてみましょう。
次の文をそれぞれ指定された字数で要約しなさい(句読点を含む)。
1.先週と比べ今週は平年より気温が高く、ムシムシした暑い日が続くでしょう。
→35字から15字以内へ要約2.ニュージーランドは、面積は日本とほぼ同じなのに、人口は約440万人と少なく、日本の約3%にすぎません。
→49字から18字以内へ要約
【問題の解説と答え】
問題1の文の主語は、「先週は」ではなく「今週は」です。
そして、今週はどうなるのかというと、「暑い日が続く」のでこれが述語になります。
気をつけたいのは、文末表現です。天気予報ですから、文末の「~でしょう」は外せません。
以上から、問題1の答えは「今週は暑い日が続くでしょう。(14字)」になります。
次に問題2の文を要約してみましょう。主語はニュージーランドです。
問題なのは、述語です。
この文は、ニュージーランドは、面積が日本とほぼ同じということではなく、人口が少ないことを述べた文です。
ですから、文中の言葉を使ってまとめるとしたら、
「ニュージーランドは人口が少なく、日本の約3%にすぎない。(28字)」となります。
しかし、これでは18字を超えてしまいます。
このような場合は、文として重要な部分を残して、補足して説明している部分を削るしかありません。
「日本の約3%」という部分は、面積は同じくらいなのにそれとは対照的に人口が少ないということを
補足して説明している部分なので、この部分を削ります。
以上から、問題2の答えは「ニュージーランドは、人口が少ない。(17字)」になります。
【要約することを通し、国語読解力の基礎が身に付く】
実は、要約文というのは、制限字数が少なければ少ないほど、難しくなります。
これは最低限、伝えなければいけないことを残して、いらないことを削らなければならないからです。
だからといって、伝えなければならないことまで削るわけにはいきません。
入試で出題される読解問題では、要するに何が言いたいのかは限られています。
しかし、それを筆者が遠回しの表現で言い換えたり、例を挙げて説明したりしているせいで、
読解力が不十分な人にとって情報量が多くなりすぎてしまい、
返って何をどう読みとって良いのかが分からなくなってしまうのです。
ですから、筆者の言いたいことを読みとるためには、いらない部分を削って、
それでいて重要な部分だけを読みとる、という練習をすればいいのです。
その手っ取り早い方法が「○○字要約」なのです。
慣れないうちは、制限字数を多めにして、そして、少しずつ制限字数を減らしていくと良いでしょう。
こうして要約の練習をすることで、読解力の基礎が身に付くのです。
いかがでしたか?
読解力を身に付けるには、様々な方法がありますのでまた紹介していきます。
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