①スパイラル学習法
東進でおなじみ、安河内先生が提唱する学習方法です。簡単に言えば、覚える”深さ”を変えながら、何度もテキストを繰り返すというものです。
歴史の教科書を例に取って考えます。
1週目→太字の語句のみ暗記
(例:足利義満)
2週目→太字の語句と、それに関連する語句の暗記
(例:足利義満が建てたのは金閣)
3週目→太字の語句と、その説明
(例:室町幕府3代将軍は、南北朝を統一し、金閣を建立した)
・・という感じです。
いきなり100%の完成度を積み重ねていくのは、負担がかなり大きく、心が折れがちです。
まず全体を30%程覚えて、2週目で50%、3週目で70%・・という風に、『繰り返し』によって深めていくイメージです。
どうにも最後まで範囲が終わらない生徒に、特におすすめの方法です。
②ワークの加工
提出物の答えをみながら書くのは論外ですが、使い方を工夫すれば話は別。
まず、試験範囲全てについて、”分かるところ”だけは解いてしまいましょう。
分かるところとは、つまり”優先順位が低い”分野に当たります。そこを浮き彫りにするところからスタートです。
そして、分からないところは解法ごと赤で書き込み、下敷きを被せれば消えるようにしておきます。
これだけでも、『覚えないとなぁ』という心理負担は、大幅に減ります。
後は、分からなかったところを重点的に繰り返すことで、より効率的に範囲の学習が仕上がっていきます。
③3日連続復習
これは僕も日ごろから実践しています。復習は大事!と言われますが、頻度について、僕は『3日連続』が一つの目安だと思っています。
例を挙げると、
①一日目・テキストP1~10まで終了
②二日目・テキストP1~10の復習をざっと行い、P11~20まで学習
③三日目P1~20までをざっと確認し、P21~30の学習
④四日目P11~30までをざっと確認し、P31~40の学習・・
と言う風に、日を空けずに繰り返すのがミソです。
勿論、毎回全ての問題を解きなおす必要はなく、例えば2日続けて間違えたところのみ・・といったルールを設けるのは構いません。
大抵の場合、3日も繰り返せば覚えます。しかも反復によって、より強固な記憶となって残ってくれるのです!
これは全ての教科に共通して有効ですので、是非是非試していただければと思います!
というわけで、試験前の学習の仕方にも、効果が高いものが色々とあります。(逆もまた然りですが)
知ってるか知らないかは、それだけで大きな差が付きます。実践するしないは、言うまでもないでしょう。
勿論、自分でやってみて太刀打ちできないところがありましたら、ご気軽に質問に持ってきてください。全力でお答えします!
では、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!