2018年に入ってというもの、
日大アメフト部の『悪質タックル問題』、
日大の応援リーダー部の元監督のパワハラ、
日本レスリング協会強化本部長だった
栄和人氏が「選手に対するパワハラ」を
理由に辞任、
日本ボクシング連盟の山根明元会長が
さまざまな問題で辞任。
スポーツ界の指導者の問題が
表面化する年になってしまいました。
このような現状の中で、
タレントでアスリートの武井壮さんが
スポーツ界に蔓延る悪習を痛烈に批判し、
話題になっているので紹介します。
”武井壮”が考える『本当の指導者』の資質
武井壮さんは、テレビの情報番組で
このように語りました。
出典元:trendjack.net
「厳しい」「怖い」ってだけで、
ついて行かなきゃ「地獄を見る」
みたいな指導なんて、オレ、もうスポーツ界から
根絶しなきゃいけないと思うし。選手のために部活動があるんだし、
その中で選手が苦しんでいるなんてことが
あっちゃいけないし…。そろそろ日本のスポーツ界は
そういったものから脱却して、新しいスポーツの時代を
作るべきなんじゃないかと思っています。監督とかすごい厳しい人が
「名将」みたいに呼ばれてるのも…もうそんな時代じゃないし。
指導者の仕事って
(そういうこととは違って)…怖いから、
厳しいからついて行くなんて、
スポーツの本質から外れているんですよ。指導者の本当の仕事って、
例えば、
「10時間練習やらせたからすごいでしょ」
じゃなくて、10時間かけなきゃできないことを
8時間にしたり、6時間にしたり、
2時間3時間削っていって、よりクオリティの高い指導をして、
選手をより少ない努力で高いところ
(レベル)までつれて行くっていうのが
指導者が本来すべき、学ぶべきことだし。それがあるから選手たちは
「あの監督について行きたい」
って思って、やる気が出るわけで。出典元:サンデージャポン
武井さんは自身のtwitterでも、
指導者問題に対してこのようにツイート
しました。
スポーツ界さあ、指導者問題しょうもない、そもそも私の指導のおかげで選手が成長した、というなら伸びないヤツらも全員貴方のせいなのよ。伸びなかったら私の責任、伸びたら選手の頑張りと言える器量持とうぜ。コーチとか監督とかいう呼び名撤廃してサポーターとチーフサポーターにしたらいいと思うわ
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年8月8日
この投稿に関するコメント
この投稿にはたくさんのコメントが寄せられています。
私自身はスポーツ指導者です。
監督 コーチ 先生などなど色んな呼び方で呼んでくれますが
どれも気を抜いたら
威張ってふんぞり返りたくなる
魔法の言葉です。自分自身に与えられた小さな権力に振り回されていないか?日々、自問自答です。
— オデコさん (@hitohitoToo) 2018年8月8日
サッカーW杯の時の西野監督は勝った時のインタビューでは「選手たちがよく頑張ったので」と度々答えていて、しかも最後の負けた要因を聞かれたインタビューでは感情を押し殺した表情で「・・・私の責任です」と答えていましたね(T-T)やっぱりすごい。
— cosy healing (@cosy_healing) 2018年8月9日
体質改善は全ての競技に当てはまる。それこそ「今までの」とか「わたしらの時代は」とか言うのはもうおしまい。競技者も指導者も今の考えを打ち破る必要がある
— へい親父。/ゼロさん (@heioyajireisan) 2018年8月8日
"指導者は神様"ですよ! となってますよね日本のスポーツ界。。 悪しき習慣。。指導者よりも"指導者の指導者"が必要です。。
— ヤゴシ🦍百獣の王候補生🦁 (@Yagoshigoshi55) 2018年8月8日
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武井壮さんの考える『本当の指導者』の資質は、
「少ない努力で大きな効果を得られるように選手を導くこと」。
すでに、武井さんのいうような
素晴らしい指導者は、スポーツ界にたくさんいます。
しかし、同様に「厳しいだけの指導者」も
数多くいるのが現状です。
今後、厳しいだけの指導者が淘汰され、
選手たちが自らの目標に向かって
邁進できる環境が整備されることを願います。