ゴルゴ松本の『命の授業』
お笑い芸人のゴルゴ松本さんの
「命の授業」がネット上で話題になりました。
群馬県にある赤城少年院。
日本で唯一、義務教育中の小学生や中学生たちが
収容されている少年院です。
親に育てられた経験がなく
親の愛情を知らない少年や暴力でしか
自己表現や感情表現ができない少年もいました。
彼らに何を伝えられるのだろうか、
講話を依頼されたゴルゴさんは悩んだそうです。
「どんな人間も『自分はダメ』と思う必要はない。チャンスや運はいくらでも転がっている。人生を切り開くのは自分、そのことを伝えたい」
と、熱く語りました。
「命の授業」が始まりました。
舞台袖の赤いカーテンを開けて
出ていったゴルゴさんの第一声は、
「お~い、来たぞ、みんな!」でした。
それでは、動画をご覧ください。
ゴルゴさんが初めて少年院で
「命の授業」を始めたのは2011年11月です。
150名の少年たちを前に熱く語り、
気付くと予定を30分もオーバーしていました。
「オレはこれをボランティアでやる。これは大人の責任だ」
と使命感に目覚めました。
以来、ゴルゴさんは仕事の合間に自分で車を運転し、
東京近郊の少年院十数か所で、
「命の授業」を行うようになりました。
「身の回りにヒントがたくさんある。きっかけ一つ、考え方一つ、見方一つだということに気付いて欲しい」
と、ゴルゴさんは願います。
お笑い芸人の「道」は甘くない。
今日を耐えながら見えない明日に希望を見出し、
自分を信じ奮い立たせ、ギリギリの状態の中でも
夢を追い続けた一握りの人たちが、
やっと成功の光を掴むことができる厳しい世界だ。
ゴルゴさんが少年たちに見せたのは、
信念を持って生きる姿、
夢に向かって迷いなく走る姿でした。
「何度でもやり直せる」
「苦しいことがあるから人は成長できる」
彼自身もそんな言葉に支えられながらやってきたからこそ、
その言葉に少年たちの心を打つ力があるのだと思います。
ゴルゴさんの著書『あっ! 命の授業』
これを読んで元気をもらいました。
出典元:yyyman.exblog.jp