かつて、睡眠時間を削ってガムシャラに学習することは、一種の『美徳』とされている時代もありました。
今も、試験直前に時間を作るため、1~2時間睡眠や完徹をするという話をチラホラ聞きます。
過去には『四当五落』という受験用語もあったそうです。(意味は、4時間睡眠で合格、5時間寝れば不合格とのこと)
しかし、『睡眠』を軽視していては、特に思考力を要する場面において、大きなデメリットがあると言わざるを得ません。
人間の睡眠時間の理想は、これまた個人差があるものの、6~8時間と言われています。
そこを下回れば、いわゆる『寝不足』の状態です。このとき、発揮できる脳の力は、驚くほど減少しています。
例えば、4・5時間という短い睡眠時間の時は、酩酊時と同じくらいまで水準が下がるという研究もあります。
そのような状態では、『集中しろ』という方が無理な話です・・・。
現に、難関大に合格した受験生の睡眠時間を調査すると、過半数は5~6時間以上寝ているというデータもあります。
睡眠時間を削って、気合と根性で頑張る・・と言えば聞こえはいいですが、やはり最低限の睡眠を取ることは大切です。
寝不足時の10時間の勉強は、恐らくきちんと寝た人の2~3時間の勉強にさえ劣ります。
しかし逆に言えば、睡眠時間を適切に取ることで、時間ばかり使っている他者を短時間で抜かせるということでもあります。
クリアな頭で集中モードを作りだし、気分よく学習に取り組む。
そのためにも、決して睡眠を軽んずることはせず、きちんと寝ることを僕は強く推奨します!
―いかがでしたでしょうか?
科目別の学習の前段階として、『集中』の作り方にも『技術』があるということが伝わっていれば幸いです。
『既に知っている』『机上の空論に聞こえる』『やってみようかな』『そんなのもあるんだ』等、色々な意見があると思います。
繰り返しになりますが、この有用性は多くの研究や本で提唱されていることでもあります。
もちろん、全てを同時にやってくださいとは言いません。
『どうにも集中に難儀する・・』
『やらないといけないことが手につかない・・』
そんな時に、自分にできることからで結構ですので、軽い気持ちで試していただけると嬉しいです。
それでは、長文でありながらここまでお読みいただき、ありがとうございました!
かわしま進学塾 夏季講習会の日程・詳細はこちら!
(画像をクリックすると拡大します)
夏季講習会の詳細&お問い合わせはコチラまで!!
かわしま進学塾 大内本部校 083-927-8075
宮野校 083-932-1015
白石校 083-902-9395
宇部校 0836-39-5625
小さな学び舎 たかおか塾 平川校 083-902-8669
吉敷校 083-996-5866