こんにちは 😀
山口市の平川と吉敷に校舎があります、KAWASHINグループ「小さな学び舎たかおか塾」の佐藤です。
いよいよ社員旅行です✨✨
今回の旅行先である「台北」は、『千と千尋の神隠し』の舞台と言われています。
ジブリ作品と言えば、不可解なシーンが多いことでも有名ですね!!
というわけで、『千と千尋の神隠し』の不可解シーンについて
宮崎駿監督のインタビューをもとに解釈している記事を見つけましたので、ご紹介します。
冒頭のワンシーンに、この作品の構造は明示されています。
鳥居
小さな祠たち
そして上の部分が切れた大きな木
三つのアイテムがまとめて示されます。このシーン、なにか意味があると思った方多いと思います。
さてところで、この作品は、ちょうど三日間分の出来事を描いています。
昼間引っ越しをしようとして道に迷い、赤い門をくぐります。その日の夜、千尋は湯婆婆と契約します。
翌日千尋は建物の中で働きます。
三日目千尋は昼ごろ建物を抜けて電車に乗り、
銭婆のところにゆきます。四日目の朝、油屋に戻って開放されますが、
両親と車はまだそこにあります。
一日目の昼から四日目の昼までですから、ちょうど丸三日分の時間がながれています。もうおわかりですね。
鳥居は、赤い門です。
祠は、油屋です。
そして上が切れた木が、電車に乗って移動した世界です。
だから釜爺は言ったのです。
「電車は昔は帰りがあったんだが、40年前から一方通行になって」と。
おそらく大木に40年前に雷が落ちたのです。
だから樹木は、根から養分を吸い上げることは出来ても、
光合成がほとんどできなくなって、
電車も一方通行になったのです。そう、あの電車は大きな木の維管束なのです。
トトロの木、あるいはラピュタを支える大きな木、そのような世界を象徴する大きな木を「世界樹」と言います。神話世界の定番アイテムです。この作品では、上が切れている、その中を電車で移動する、というところが新しい点です。
神話世界では、世界樹がなくなると世界が滅亡するのですが、「千と千尋の神隠し」では「上が切れているけど、まだ下は残っているから、世界はなくならないよ。まだやり直しが出来るよ」という意味を含んでいます。