みなさんおはこんばんにちは!
かわしま進学塾の川島です。
山口市内の中学校は明日(9月9日)が体育祭ですね!
私、46歳のおっさんでございますが、中学生時代の体育祭のことは今でも鮮明に思い出せます。
そんなおっさんの体育祭の思い出話を書こうかと思ったのですが、思い返せば思い返すほどつまらないものしか出てこなかったので、今日は雑談気味に体育祭の豆知識的なものを2つ紹介したいと思います。
明日の体育祭の待ち時間に『お前知ってるか〜?』と今日の豆知識をひけらかすとウザがられること請け合いのトリビアですよー!
まず一つ目
『運動会』と『体育祭』の違いってご存知ですか〜?
小学校のころは「運動会」だったのに、高校から「体育祭」と呼び名が変わったことに皆さんは気付きましたでしょうか?
なぜ、一貫して「運動会」と呼ばないのか、それはこの行事を行う目的が学校によって異なるからなのです。
◼️運動会の目的
運動会の名称は小学校で使われますよね?
この運動会の目的はざっくり言うと『子どもたちが楽しく体を動かすこと』を目的とされています。
そして体育祭の企画・運営・進行は教員が行います。
また、保護者の方に子どもたちの成長を見てもらうことも主旨の一つとなっているため、基本的には土日祭日に行われます。
そのため保護者参加型の競技が行われるのも特徴で結構盛り上がりますよねー!
子どもたちが楽しく体を動かすことが目的なので勝敗にこだわることなく、最近では順位をつけない運動会も増えてきていますね。
◼️体育祭の目的
基本的に体育祭は中学校以上の学年で行われます。
運動会との大きな違いとして企画・運営・進行に生徒が関わることです。
その傾向は中学校よりも高校の方が強く、私も生徒会の一員として特色のある体育祭を実行しようと色々と無茶をしたのもです。(1名停学処分になった生徒が出ました笑)
そういった側面から『生徒が団結して今までの体育の成果を発揮させること』が目的のようです。
体育祭当日だけでなく、クラス旗を作成したりするのはそのためでしょう。
体育祭には保護者へのお披露目といった側面は特にないので、全国的に見れば平日に行われる学校も少なくありません。
二つ目
日本で初めて行われた運動会ってどんなもの?
実は日本初の運動会は一般的な学校で行われたのではなく、『海軍士官の養成所』でした。
1874年(明治7年)、海軍士官の養成所で行われた「競闘遊戯(きそいあそび)会」が日本で初めての運動会とされています。
当時、養成所で行われる海軍士官を育成するための授業は、スポーツの概念がなく座学が大半を占めていました。
そこで身体を動かすことを目的として始まったのが競闘遊戯会。
イギリス海軍式教育指導のため日本に滞在していたアーチボルド・ルシアス・ダグラス氏が考案しました。
競技内容には以下のように動物の名前が使われていて今よりも『遊び感』が漂っていていいですね〜。
雀雛出巣(スズメの巣立ち):12歳以下の生徒をして150ヤードの距離を疾駆せしむ。(150ヤード徒競走)
老貍打礫(古だぬきのつぶて打ち):距離を定めずして毬を投撃し、少しも遠く達するを務めしむ。(球投げ?)
蛺蝶趁花(蝶の花追い?):2人を並べて、左者の右脚と右者の左脚と緊紮し、二頭三脚にして疾駆せしむ。(二人三脚)
ほうほう。
ネーミングを変えるだけでなんだか楽しそうですな。
後にこの競闘遊戯会を知った初代文部大臣の森有礼氏(もり ありのき)が、全国の学校に運動会の開催を義務付けたそうです。
いかがでしたか?
先ほどにも書いたように、体育祭は学校生活の思い出ランキングの中でかなり上位に入るもので大人になっても思い返すことができる大切な行事だと思います。
しっかり楽しんでくださいね!
そして熱中症には要注意!!
今日は早めに寝て、水分補給をたっぷりと!!!