疑似相関
「疑似相関」という言葉を
ご存じでしょうか?
疑似相関とは・・・
”見せかけの相関”ともいわれる、うっかりしていると
私たちが騙されてしまうような統計のトリックです。
つまり、因果関係”のように”見えてしまうような
トリックなんです!
さて、タイトルにある
「ビールが売れるほど、水難事故が増える?」
ことの正体を暴いていきましょう!
当然ですが、
ビールが売れるせいで水難事故が増えている
わけではありません。
しかし、データだけを見てみると、
明らかな『強い正の相関』があるのです。
そのデータのみをみると
さも、『ビールが売れている”せいで”
水難事故が増えている』
ように見えてしまいます。
しかし、ここでよく考えてみましょう!
ビールがよく売れる季節は夏です。
そして、海水浴などが活発になるのも夏です。
夏になれば、ビールもよく売れるし、
海水浴に行く人も増えるので、
強い正の相関が生まれるのです。
この場合、どちらも「季節」という第3の変数が
それぞれに影響を及ぼしており、擬似相関が生まれるのです。
他にも
年賀状を出す人ほど高収入
高血圧の人ほど年収が高い
アイスクリームが売れるほど、熱中症が増える
育毛剤を使用する人は、老後ハゲることが多い
少子化が進むと、温暖化も進む
図書館が多い町ほど犯罪が多い
体重が重いほど年収が高い
髪が長いほど言語能力の発達度合いが高い
車の販売額と車を使った自殺者数の数
景気が良いとスカートは短くなる
コウノトリの多い地域では出生率が高い
携帯電話が普及するとうつ病患者が増える
携帯メールで絵文字をたくさん使う人はケータイ小説愛読率も高い
といった具合に、確かにデータだけ見ると
疑似相関があります。
ちなみに、疑似相関かどうかは
考えてもらいたいと思いますが、
『女性の雇用が増えるほど、少子化問題が止まる』
という相関データがあります。
それによって、女性の社会進出を促進する
政府の政策があります。
(例えば、「女性の管理職を30%以上にする(目標)」など)
数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う
いかがでしたでしょうか?
わたしも
『朝食を食べると成績がよくなる』
という話を小学生の頃に聞いた気がします。
今思えば明らかに”疑似相関”だと思います。
数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う
という有名な言葉がありますが、
人に騙されないように勉強する
のも一つのモチベーションかもしれませんね。
また、
この情報は誰が何に向けて作ったデータ?
誰のために作った?
どこから作った?
などのことを考えることを
『情報リテラシー』
と言います。
こういう能力を伸ばすことが、
未来を担う子どもには絶対に必要ですね。
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