山口市・宇部市の学習塾・そろばん教室・習字教室、かわしま進学塾の(株)KAWASHIN川島です。
いよいよ全国小学生テストのシーズンがやってきました。
(好評につき、当校舎の申し込みは締め切らせていただきました・・・。)
全国統一小学生テストには、なんと年長部門があります。
未就学児に対する学力テストとはいったいどういったものなのでしょうか?
これを掘り下げると、小学校に上がる前に付けなければいけない力が見えてきます。
幼稚園の我が子に今、どんな教育をするべきか?
ひらがなで名前を書けるようにしてあげようか?
足し算くらいはできるように教えてあげようか?
英会話に通わせようか?
色々と思い悩んでいるお父さん、お母さんが多いかと思います。
そのヒントが見つかるかもしれません。
まずは全国統一小学生テストの年長部門の対策プリントをご覧ください。
あ、このテストは試験監督者が問題を1度だけ読み上げます。
だからひらがなが読めなくても受験はできるのですが、読めた方が絶対的に有利になります。
大問1
まずは数を数えられるかの問題です。
というか、数という概念が備わっているかが第一関門です。
大問2
ものの名前や季節との関連性。左右の認識を問う問題。
いわゆる一般常識を問うてますね。
大問3
大問1からランクアップして、足し算の要素が出てきました。
大問4
空間認識を問う問題です。
見えないブロックの数を数えられるかがポイントですね。
この問題を初見で全問正解できる年長さんはほぼいないと思います。
普段からブロック遊びをしてブロックの数を数えるなどの練習をしていなければ難しいでしょう。
大問5
実は、この大問5が全ての問題の肝。
言い換えれば幼児教育の肝とも言えるかもしれません。
大問1〜4の問題にも共通して言えることですが、問題を解く大前提として、
『問題の意図が理解できているか?』
が最も重要な要素です。
私の娘が年長なのですが、大問1の問題をやらせてみると、何度も何度も
『これでいい?』
『どうすればいいの?』
と不安そうに試験官の私に上目遣いで問いかけてきます・・・笑
そして、自分に自信がなくなってしまって解くのをやめてしまいます。
うちの子は年中からそろばんをやらせているので1桁の足し算はお手の物(のはず・・・)。
でも、大問2の問題でも完全にフリーズして、
『どうすればいいかわからん。』と半泣きです。
要は、試験官が読み上げる1回の問題文を集中して聞き、『今、自分がやるべきことはなんなのか?』を瞬時に理解することが必要だということです。
全ての問題が終わって、一つ一つの問題に対して、
『これはこうすればよかったんだよ。これはこういうことをしてほしいって意味なんだよ。』
と問題の意味と出題者の意図を説明してあげると、大問1・2・3・5は2回目からは解けるようになりました。
うちの子は大問4はちょっと練習が必要です・・・。
本番は1回読み上げられる問題文で問題の意図を汲み取らなければなりません。
何よりも、年長の子に『テスト』という概念を理解させることが結構難しいですけどね笑
全国統一小学生テスト年長部門で要求される力、すなわち小学校に上がる前に身につけるべき力とは、
『人の話に集中して、対話者の意図を正確に聞き取る力』
ということになりますね。
一度言ったことを『はい!お父様!』ってお利口におもちゃ片付けてくれたら嬉しいですよね〜。
こんな能力が身につくかどうかは、日頃の私たち親の声かけと『模範的な』行動が大きく影響していると思います。
私も奥さんの言いつけを1回で守れるように気をつけます・・・。