山口市・宇部市の「かわしま進学塾」塾長の野上です!
数学・社会に続き、3月9日(火)実施の学力検査「理科」の解答&解説を掲載します!!
受験を終えた中学3年生やこれから受験に向かう中学1年生・2年生に向けて、
出題された単元などの分析とともにお送りいたします。
令和3年度 山口県公立高校入試(学力検査)理科解答
まずは、全体の解答からです。
画像はクリックすると拡大します。
令和3年度 山口県公立高校入試(学力検査) 理科 出題分析
まずは今年度の入試の出題分析です。
【選択問題】
大問1 電池(中3化学)
大問2 天体(中3地学)
大問3 磁界(中2物理)
大問4 細胞(中3生物)
【共通問題】
大問5 凸レンズ(中1物理)
大問6 酸化と還元(中2化学)
大問7 火山・岩石(中1地学)
大問8 植物(中1生物)
大問9 融合問題(酵素・電力量・蒸留・密度)
【出題分析】
出題範囲は、例年通り中1から中3まで各学年・各分野から万遍なく出題されていました。選択問題は学習進度の関係からか中3で学習する範囲から多く出題されました。
問題は、語句8問、計算3問、記述6問、図に記入が1問、化学反応式が0問、選択17問でした。
得意・苦手分野はそれぞれあるとは思いますが、ひねった記述問題もなく、難易度は★★☆☆☆といった易~標準ところだったでしょうか。
お待たせしました!ここから解説です。
語句を問う問題に解説はないので、しっかり暗記していることで解決してくださいね。
解説①(大問1~大問4)選択問題 ※4題から3題を選択
大問1 解説
(1)化学電池
(2)電池ができるルールは、2種類の金属板+電解質の水溶液なので、1が正解!
(3)銅板と亜鉛板を入れかえると、電池の+極と-極が反対になるので、プロペラが回転する向きは反対になります。金属板の種類は変わっていないので、回転の速さは変わりませんよ!ということで正解は3です。
大問2 解説
(1)太陽系
(2)・は北極の位置を示しているので、一日中太陽が当たらない A が冬至の地球の位置になります。
(3)C は夏至の地球の位置を示しているので、地軸の傾きがなくなると
昼の長さが短くなる/太陽の南中高度が低くなる/日の入りの時刻が早くなる/日の出の時刻が遅くなる
ということで、正解は2です。
大問3 解説
(1)直流
(2)磁石の向きは同じで、電流の向きを反対にすると、力の向き(回転の向き)は反対になります。よって3が正解!
(3)コイルにはたらく力を大きくする方法は以下の3つ。
電流を大きくする/磁石を強いものにする/コイルの巻き数を増やす よって、4が正解です。
大問4 解説
(1)DNA
(2)2
(3)染色体の数は、ヒトなら46本、タマネギは16本、イヌは78本・・・など生物の種類によって決まっています。
細胞分裂の並び替え問題でもおなじみの通り、染色体の形や位置は変化するので、正解は1です。
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