はい。まずは集団授業で何を教えるかなのですが、とりあえずは『予習』です。学校の進度より先に行き、学校の授業を復習として使う。
それにより、『わかる!』という感覚を抱いてもらうというのが最たる目的です。
例えば僕が受け持っている中2英語だと、今やっているのは『Unit7 比較級』ってところですが、ここまで到達している学校はほぼ無いそうです。しかも次回授業で一応、一通りという意味では終わります。
では、予習形態はわかるとして、授業はどう進めるのか?
ここからは講師の個性によるところもありますので、あくまで僕(なかもと)の例と言うことで伝えます。
僕は、例外もありますが基本、『説明』は15~20分で終わらせます。
理由はシンプルで、長い時間説明なんて聞けないし、しかも説明を聞くばかりでも別に成績は伸びないからです。
(黒板の真ん前に立ちたくないのは職業病♡)
あくまで『演習』こそが点数を伸ばす要。
だからこそ、『解く』という目的を達成するために最低限のことを仕込んだら、
”問題を解け!”
と指令を出します。
(演習中の様子。大体これも20分くらい解かせますかねぇ)
その後は解いている横をウロチョロしながら、別個にフォローしていきます。得意なら先に行かせ、苦手なら補足する。それはアドリブきかせながらやっております。
1コマは45分なのですが、この2つで大体40分は使います。(ちなみに集団授業は、休憩挟みつつ1日45分×3コマです)
後は伝達事項を話したり、学習方法や時事ネタ、身に起きた出来事などをスパイスとして話したりで、5分ほどをキッチリ埋めますかね。
日によっては最近僕が提唱している『短時間の音読学習』で、ガツンと脳に負担をかけることもあります。今日は中1の『過去形』で、不規則変化を覚えるために使いましたね。
奥にちょろっと見えますが、この際は基本起立。眠気覚ましと集中スイッチの入れ直しも狙ってます。
(持論ですが、覚えないと始まらないことは音読で何周もやるのが効率的♪)
―さて、これらのカリキュラムは、あくまで『通常モード』の話です。
例えば入試前になったら過去問演習に切り替えたり、試験前にはほぼ演習に全振りしたりと、全体のバランスをみつつその都度その都度時間配分や内容は変えています。
あまりにも要望が多ければ、リクエストに合わせて密に授業を作りかえるなんてこともしますね。
こないだも、ほぼ満場一致で『市民革命』がわからないと言われたので、1時間以上ガチ予習してから授業を行いました。
(高2の頃は世界史取ってたんですが、知らんこと多すぎて大変でした♡)
この市民革命の評判は上々でしたが、こっちも頭が痛くなりました・・。まぁ、そんなこともやっております。
ということで、集団授業についてさっくりまとめましょう。
①学校の進度を先取りで予習!!
②基本は『短い説明』→『演習』がセット!
③入試・定期テストに対しては柔軟に対応!
ってところですね。少しでも皆様の、『集団授業っていうけど、なにやってるんだろう』という霧が晴れていれば幸いです。
ということで、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!
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