『不安』と『緊張』をポジティブに解釈しよう!
『不安』と『緊張』は良くないものでしょうか?
生徒にきいても、『そりゃそうだ』と言われます。本当でしょうか?
僕はちょっと解釈を変えています。
『不安』とは、準備へのモチベーションであり、
『緊張』とは、戦闘態勢が整った状態である。
意識して、そう考えています。
『不安』を感じるのは、
きっと潜在意識の中で、
『準備不足』を感じているからです。
では、一体何に対して準備が不足しているか?
それについて考えて、出てきたものに集中して取り組む。
僕は『不安』な感情を、そういう準備へのモチベーションとして使っています。
そして『緊張』とは、いわば戦闘態勢が整った状態。
むしろ何かしらの勝負ごとに際しては、緊張してもらわねば困ります。
『お、緊張してる!最高のパフォーマンスを出せるぞ!』
くらいに構えるのが得です。
実際僕も、緊張する場面の度合いが強ければ強いほど、
その結果は良い感じに終わることが多いです。
(大学受験や英語検定の試験など)
逆に、全然緊張しない場面ほど、不完全燃焼に終わることも多く・・・。
なのでまず、『不安』と『緊張』を歓迎するべきものだと解釈する。
これから始めてみるのが得策でしょう。
どうしても『不安』が強すぎるときは?
『不安』が強すぎると、大体は
『反芻(はんすう)思考』
という厄介なループに繋がります。
例えば以下の通り。
勉強が手につかない・・
↓
成績が上がらないかも・・
↓
次の模試もマズいかも・・
↓
受験、大丈夫かな・・
↓
いや、無理かも・・
↓
どうしよう・・
いやぁ、超不健全ですね。
こうなると精神に滅茶苦茶悪いので、即刻手を打ちましょう。
効果的な方法を2つご紹介します。
まず1つは、『筆記開示』です。
やり方は簡単で、
頭の中をしつこくグルグル回る不安を、
裏紙か何かに、
なるべく言葉にしながら書き殴る!
だけです。時間はざっくりMax20分程度でOK。
これだけで不安の大半は消え去ります。
基本、不安に感じるものは、言葉にできないから不安なもの。
つまり、言葉で表現してしまえば、全体像を客観的に捉えることができ、
不安と、冷静にドライに向き合うことができるという話です。
また、書き出してしまえば全然大したことない話であることも多いので、そういう意味でも面白いです。
そしてもう1つは、『好きなことへの没頭』です。
ネガティブ思考を食い止める最良の手段の1つに、
『没頭』
というものがあります。
簡単に言えば、思考の全てを向き合う対象に注いでいる状態ですね。
悩みや不安に囚われている際は、
そこから思考を切り離すのが効果的。
つまり、ゲームをしているならゲームのことだけを、
楽器を演奏しているなら、そのことだけを、
徹底して考えている状態。ここを目指しましょう。
勉強も良いのですが、どうしても脳内で処理する情報が増えるので、
ネガティブがぶり返すこともしばしば。
散歩や簡単な筋トレなど、身体を動かすのがオススメです。
終わりに。
今回のタイトルは、超有名なこの動画から拝借しました。
『ストレス』というネガティブに聞こえるものに対し、
全く別観点からのアプローチによる解釈のし直しを行っており、
非常に勉強になります。
僕自身も不安や緊張を人一倍感じやすい性格ですが、
『あー、活かし方次第だなぁ』
と気付いてからは、気にすることを止めました。
(先日の進学説明会も、吐く寸前まで緊張してましたし)
ということで、泣いても笑っても残り時間はあと少し。
不安も緊張も味方に変えて、
最後の最後まで突っ走っていきましょう!
以上、中本でした!