①手間を増やす。
習慣を防ぐコツは、如何に自分に『めんどくさっ』と思わせるか、らしいです。
つまり、
『減らしたいなー止めたいなー』
と言うことにかかる手間を増やせば、必然的にそこから遠ざかる―というワケです。
テレビゲームを少し控えたいのなら、起動にかかる手間を増やすのも一手です。
毎度コンセントを抜いておくとかが例ですね。
また、Youtubeをついつい触ってしまうなら、アプリをトップから消し、
いちいち検索エンジンなどで調べないとアクセスできないようにするとか。
『一体どうすれば、ついつい癖にかかる手間を増やせるかな?』と考えてみるのは、非常にそれを断つのに有効な手段です。
※逆に新しい習慣を始めたいときは、それにかかる手間をできる限り減らしましょう。ジョギングを始めたければ、寝間着をジャージにする、などです。
②時間制限を設ける。
ゲームは一日一時間!と僕は何度言われたことかわからないくらい、かつてはゲーム中毒者でした。
今もテレビゲームは大好きなのですが、かつての自分みたく我を忘れて何時間も・・とは、ここ10年近くなっていないです。
理由は、睡眠等に響かないよう、タイマーをセットして時間制限を設けたのが大きいです。
『あと20分なら・・・あと10分なら・・・』というのを可視化すると、自制心は強く働くもの。
先ほどの『手間』にも通じるのですが、惰性でやっちゃうことに対しては、時間を計ることを意識しましょう。
③チャラにする手段を考える。
ダイエット中に食べすぎちゃったら運動を増やせばいいように、
悪習慣が改善されるまでは代替案を作るのがおススメです。
『もし○○をしたら、同じ時間だけ勉強する!』などがその内容ですね。
(もしAしたらBする・・とあらかじめ決めることは、
If-thenプランニングと呼ばれ、セルフコントロールに効果てきめんと言われています)
ちなみに、僕自身も自分に対し色々これを作っています。参考程度にご紹介しておきます。
もし寝る前に食べ過ぎたら→日課の散歩の時間を30分に伸ばす
もしYoutubeを規定時間以上観てしまったら→翌日の割り当てを減らす
もし英文音読がノルマに届かなかったら→帰宅後に実施
等々。基本、やらかしたときに立てる誓いは大抵成就しません。
(『今日12時間ゲームした!人生無駄にした!明日からゲームしない!』とか)
やはり、事前準備は大切です。チャラにする手段は先に考えておきましょう!
④ちょっと劇薬:やらかした基準をルーティンにする
基本、やれと言われたらやりたくなくなるもの。僕も性根は天邪鬼なので、痛いほど気持ちが分かってしまいます・・・。
それを逆手に取った、心理学的なお話です。
ある日、スマホを4時間いじってしまったとしたら、次の日もその次の日も【絶対】4時間いじる!と決めるとか。
また、寝る前にラーメンを食べてしまったら、今後毎日必ず同じ時間に食べる!と決める・・なんかがこれに当てはまります。
やってみるとわかりますが、数日経つと、むしろ止めたくなるほどイヤになります。
この時の周囲の声掛けとして、『まだゲーム4時間しかしてないじゃない。あと3時間あるよ!』と言う風に焚きつけると、なおのこと当人はイヤになります。
ちょっと劇薬ですが、こういう手段もありますよ、というご紹介と言うことで。
さて。
平成の終わりと令和の始まりが間近に迫ってきました。
心機一転何かを始めるのは良いことですが、何かを始めるには何かを止める必要があるものです。
ここに書いたことが、日々の生活をより良くする一助になれば幸いです。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!