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だってあなたはまだ生きている!夢を正しく諦める方法とは!?

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山口市・宇部市の学習塾「かわしま進学塾」の野上です。

私が好きなこと → 高校野球、カープ、ドラクエ、etc… あと仕事!(笑)

そんな私の好きなことが関連したとても興味深い記事を見つけたので、全力でおススメしたいと思います。

ちょっと長いですが、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

その記事のタイトルは、“ 職業、出世…叶わぬ「夢」を正しく諦める方法 ” です。

明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授 野田 稔さんが書いています。

 

真夏の甲子園の 戦いを見て思うこと

私は高校野球が好きです。真夏に繰り広げられる甲子園での戦いは、常に感動的です。しかし毎年、私はそこで活躍する高校球児たちに拍手を送りながら、彼らの行く末に想いを馳せてしまいます。

彼らは輝いています。間違いなくヒーローです。名門校であれば、野球部員の数は100人を超えるのではないでしょうか。その中で、ベンチ入りができる、さらにレギュラーになれるということは、その時点ではまさにピラミッドの頂点にいる存在です。

そうした高校球児たちが地区予選を戦い抜いて、一握りの高校、選手だけが甲子園に出場し、さらに甲子園で戦い、1校だけが優勝します。

若ければ15歳、3年生でも18歳。この若さで、気の遠くなる戦いに勝ち抜いて約3800校の頂点に立つ。私には想像もできないほどの存在です。

しかも、彼らの戦いは、まだそこでは終わりません。

彼らの多くがこの先、プロ野球の道に進みたいと思っているはずです。甲子園で優勝するかどうかは別にして、いかにそのプロセスで存在感を示すかが大切です。そして、プロの選手になるために、ドラフトで選択されることを目指します。

しかしプロになれる球児の数は、甲子園でベンチ入りしている選手の総数と比べても、はるかに少ない数です。ほとんどの甲子園球児たちは、夢が破れる運命なのです。

では彼らはどうやって、抱いてきた夢に決着をつけるのでしょうか。

王貞治氏は、「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない」という名言を残しました。

イチロー選手は「夢を掴むことというのは一気にはできません。小さなことを積み重ねることでいつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます」と言っています。

どちらも確かに心に染み入る言葉ですが、凡人には厳しい言葉とも言えるのではないでしょうか。

努力によって夢を叶えることに成功した者は、ほんの一握りです。残りの大部分は、才能の欠如か、努力不足か、その両方からくる運の悪さか、いずれにせよ、夢を諦めることになります。

終戦の日に高校野球を観戦しながら、「夢の上手な諦め方、正しい諦め方というのはないものなのだろうか」と思いました。

 

夢は叶わなくても、 見続けることができるもの

まず「夢と目標を分けるべきだ」と思いました。夢を見ることは基本的に楽しいものです。皆が自由に見ていいものです。

私たちは、「夢を叶える」ということに力点を置いて考えがちです。だから「叶わなかったら、それは夢じゃない」とまで思いがちです。

しかし夢というものは、必死に追いかけているよりも、ふわっと思っているだけ、せいぜいその周辺を浮遊しているだけのほうが、実は幸せになれるものではないでしょうか。

高校の時に、私には3つの憧れの職業がありました。医者と軍人とパイロットです。この3つを同時に叶えることができるのは、「航空自衛隊のフライングドクターだ」などと、夢見ていました。

しかし、これらの夢は一瞬にして、同時に潰えてしまいました。なぜなら私は色覚障害者だからです。大学受験の時に色弱では、この3つの職業いずれにも就けないということを知ったのです。現在は少し状況が変わったようですが、少なくとも当時は医者にも(医学部には入れたものの、医師国家試験は受けられないと言われました)、防衛大学校にも航空大学校にも入学できませんでした。

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