AM10:30。
現地に向かう途中で、既に下見は始まっています。
「駐車場が少し分かりにくいのと、切り返しが手間取りそうだから、ここに交通整理をするスタッフを置こう」
等々、打ち合わせについても同時進行です。
駐車場付近の様子はこんな感じです。
桜は満開、気候も温暖。
まさに絶好の登山日和!!
ガラにもなく、気分は上向いてきます。
駐車場を出てからは、登山口までしばしの上り坂。
(この時点で少しふくらはぎが張ってきましたが、それはまた別のお話です。)
そして、ここが登山口。
いよいよここから、東鳳翩登山が始まります!!
簡単に説明しますと、目指すべき頂上は標高734.2mにあり、そこまでは片道3㎞程度の距離を登ることになります。
ネットや現地にある看板での情報によると、大体80分程度のコースなのだとか。
正直ここ最近は運動不足で体が鈍っていたのですが、まだ20代だし大丈夫だろうと、僕は甘いことを考えていました。
しかしそのヌルい心構えは、開始早々潰されてしまうことになるのです・・!!
登り始めて早々、結構なアップダウン。
ふくらはぎはおろか、ハムストリングスまで大ダメージ!!
そして震える膝!!
『膝が笑う』とは大げさな比喩だと思っていましたが、本当に膝って笑うのですね。
ただ、岡村先生曰く、
『ここさえ抜けたら快適なハイキングコースが続くよー』
とのこと。
それを励みに、ガンガン登ります。
登り始めて25分程でしたが、数名の登山客とすれ違いました。その大半は爺さん・お婆さんたち。
しかし、その健脚さはまさに驚くべきもの!
僕より一回り以上年上のはずなのに、坂道も臆することなく登り、下り、笑顔で挨拶までしてくれる!(勿論、こちらも笑顔で挨拶を返します。)
健康とは、いくつになっても作れるものなのだなと実感するとともに、それを怠っていた自分の行いを反省しました。
話を登山に戻します。
先のセリフの通り、中盤以降は道がなだらかになります。
登山道両脇の木々が良い感じに陰を作ってくれて、快適に進めます。
笑っていた膝や張っていたハムストリングスも気付けば元通りで、呼吸も整ってきました。
まさに、快適なハイキング。
登り始めて40分程。
一の坂ダムを一望できる、まさに絶景スポットに出ました。
今まではバスが釣れるトコという印象しか無かったのですが、また別の魅力を発見できました。
その後は、こういった分岐を間違えないように気を付けながら、どんどん登ります。
景色が変わってきました。
「そろそろ頂上か?」ゴールが自覚できると、不思議な力が湧いてきます。
うっそうとしたエリアを抜けると、そこは・・・
爽やかな日差しが嬉しい開けた場所!
『そろそろ頂上ですよね?』安堵と疲労と諸々が混ざった声色で僕は尋ねました。
『いやー、ここで終わりと思わん方がええねー』という意外かつ、少々ぞっとするお返事。
『まだラストにここが控えとるんよ』
目の前に広がる階段、階段、階段。
嗚呼・・
心が折れそうな瞬間でした。
しかし、いざ挑んでみると、一歩一歩登るたびに山頂が目前という自覚からか、不思議と元気が出てきました。
日差しは暖かく、ちょうどいい感じの風も吹いており、どことなく東鳳翩山から応援されているような気持ちになります。
そして階段という名の峻山に挑み始めて10分程経ってから・・
めでたく!!!山頂に!!!到着です!!!
山口市内を眼下に見下ろせる、最高の景色。
したたる汗も、パンパンな足も、ここまでの道のりも、登頂後は達成感により、全てが心地よかったです。
10分程度余韻に浸ったのち、僕たちは下山を開始しました。
そして岡村先生から驚きの言葉が。
『俺、走って下りるから、のんびり下りておいでよ!!』
颯爽と駆け出す背中を見ながら、その体力に対し、尊敬やちょっとした恐怖を感じました。
さて。
お言葉に甘え、下山はのんびりとしたものでした。
一本だけ満開の何かを写真に収めたり。
すれ違う登山客と挨拶を交わしたり。
斜面で転んで尻餅をついたり。
そんなこんなで50分程度で下山は終わり、駐車場にて合流し、僕たちは帰路につくのでありました。
登ってみた感想としては、以下の点をここで紹介しておきたいです。
①水分は多めに。少なくとも1ℓは必要かなと感じました。
②帽子はあった方が、日差しを防げそうです。
③長ズボンや長袖だと猛烈に暑く、結構な体力を奪われます・・・。(先の写真の僕の服装でも、汗が噴き出して来るほどです)
そして、ここを生徒たちと一緒に、色々なことを話しながら登ると楽しいだろうなとも、改めて思いました。
僕自身、かなり楽しみにしております。
さて、いよいよ春イベントは4月8日(日)の開催です!!
山頂付近では、写真撮影大会(フォトコンテスト)というミニコーナーも実施予定です!!
お楽しみに!!!
以上、中本(グンソー)でした!