就活支援

『この仕事、まじで無理だわ』トイレ掃除のおばさんを馬鹿にした学生が、ある男性の一言で・・・

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この大学生たちのすぐ後ろから
入ってきた一人のおじさん。

このおじさんが、大学生が私の事を
バカにした後、ボソッと大学生に
言葉を掛けます。

君たちは、就活生かい?

だとしたら、0点だね。
なぜなら君たちは、仕事の意味を履き違えているようだ。

どんな仕事でも、仕事があるという事は必要とされているからなんだよ。

立派な仕事。
誰にでも出来る仕事じゃないことをしてくれる人がいるから、君たちは何不自由なく便利に使えたり利用できるんだ。

いいかい?
『ゴミ』なんて言葉を使うんじゃない。

掃除をする方が、掃除をして給与をもらうだろ?これは、その仕事や人に対しての対価=ありがとうという報酬なんだよ。

そこにお金という対価が発生しているという事は、必要とされているからなんだ。ゴミじゃないんだよ。

でも、きっと雇う側も仕事を与える側も、君たちの様な価値観の人間には何も渡さないと思うが、どう思う?

そう言い、ふと大学生が首から
下げている名札を見てさらに笑みを
浮かべこう言います。

ふむ。
面接か…楽しみだね。

そのロゴは私の会社のシンボルだ。

後で、面接室で続きを話そう。

一瞬この意味が私には、
理解出来ませんでした。

しかし、大学生たちはすぐに
この意味を悟った様子。

どうやら、このおじさんは彼たちが
この後面接を受ける会社の社長だったのです。

私も、このビルの清掃をしていて
何度か見かけた事はある顔でしたが、
まさか会社の社長だったとは知りませんでした。

冒頭でも述べましたが、
私はこの仕事を与えられているだけで
感謝しています。

与えられている事、任せてもらえる
喜びを知っているから…。

世の中に仕事や与えられる責務は
数えきれないほど種類があるでしょう。

しかし、それをバカにしたり
差別したり比べる事は
決して良くはない事だと思います。

その職種、その責務には全てに
『事情』があり、『原因』があり、
『目的』があるという事を
忘れてはいけません。

この翌日から、トイレで
用を足しながら大学生へ説教をした
『少しワイルドなおじさん』は、
私を見る度に微笑んでくれます。

そして必ず一言声を掛けてくれます。

いつもご苦労様。

ただ、その二人の大学生を
このビルで見かける事は、
あれ以来一度もありません。
出典元:cadot.jp
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仕事があることへの感謝。

すべての仕事に目的がある。

お互いが支えあって生きていくのが
人間であり、そこに感謝の気持ちを
持ちたいものですね。

仕事について子どもたちが
考えるきっかけになってくれると
嬉しいです。

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