こんにちは!!山口市・宇部市の学習塾『かわしま進学塾 宮野校』のヒゲです!!

 

突然ですが、この画像が何を表しているかわかりますか?

 

 

 

 

 

 

これは1945年~2006年の間に世界で起こった暴風低気圧(すなわち台風)の一覧です。

そして色が赤に近づくほど勢力の強い台風ということを表しているのですが、

フィリピンから日本にかけての太平洋の東側が、

世界ので一番台風が頻繁に発生している地域ということが見えてくると思います。

 

 

次に2007年以降がどうなっているのかを考えてみましょう。

近年台風が日本によく上陸するようになったという感覚があるのですが

気象庁の発表している日本に『上陸』した台風の年間推移のデータをみてみると・・・

(※台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を「日本に上陸した台風」としています。ただし、小さい島や半島を横切って短時間で再び海に出る場合は「通過」としています。)

 

 

これを見ると、10年前と比べると確かにだんだん台風の上陸数が多くなっていますね。

特に今年(2018年)は9月段階で5個も上陸しているので、あともう1つ上陸すれば2016年の上陸数と並び、さらにもう1つ上陸するとここ10年間で最大個数となってしまいます。

 

ということより、『台風の上陸数は近年増加傾向にある!!』

 

 

と果たして言えるのでしょうか・・・

 

 

 

この仮説を実証するために過去のデータを見てみると

 

 

1992年~2006年がこうです。2004年の上陸数10個が目立ちますし、

1993年~1998年までの上陸数は、ここ近年に近いものがあります。

 

何だかちょっと仮説が怪しくなってきました。

 

さらにさらに過去のデータを見てみると・・・

 

1951年から振り返ってみると台風の上陸数が多い年が連続している期間が複数回あります。

 

よって近年の台風の上陸数はここ10年間で比べると増加傾向にありそうに見えるのですが、もっと昔のデータから遡ってみれば多い期間と少ない期間を繰り返しているだけなので、

この気象庁のデータから読み取ると仮説は『正しくない』という結論なります。

 

 

中学生が社会のグラフや図表の問題を解いていく上で、こういう感じの間違い方をする生徒って結構いるんですよね。

 

問題の一部分しか見ずに結論を出しててしまう・・・

 

でもそれって子どもだけではなくて、大人の世界でも結構ありえることです。

 

テレビや新聞などのメディアがデータの一部分を誇張して意図した結論へとミスリードしている・・・(例 地球温暖化に伴って台風が増加傾向にある)

 

今、子どもたちがやっている勉強って、そういうことに気づけられるための側面もきっとあるんじゃないかなって思います。

 

 

 

 

 

 

 

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