夢はどんなきっかけで生まれるかわかりません。
でも、そのきっかけってその人にとってはとても大事なもの。
「夢の原点」みたいなものですよね。
今回は、その「夢の原点」に再会した素敵な話を紹介します。
「この写真に写っている警察官を探してほしい」
あなたは、小さな頃、どんな夢を抱いていましたか?
そのきっかけにはいろいろなものがあると思います。
人が気に留めないような小さなことが、
将来を決めてしまうということもあり得るのです。
もし、自分がした些細なことがきっかけで、
将来の夢が決まったとしたら、あなたはどう思いますか。
そして、それを遠方から
はるばる伝えに来てくれたとしたら、どうでしょうか。
日本から韓国に旅行に行ったときのある経験から、
将来の夢を抱いた少年がいました。
そして、少年は夢を叶えることができたのです。
その報告をするために、
日本から韓国へと足を運んだ男性がいました。
さて、この男性は無事、
目的を達成することができたのでしょうか。
2015年2月14日にソウルの西大門警察署を訪れたのは、
鳥取和道さんという日本人男性でした。
鳥取さんは、2005年に撮られた写真を持っていました。
まだ慣れていないのか、つたない韓国語で、
「この写真に写っている警察官を探してほしい」
と頼んだのだそうです。
鳥取さん一家がソウルを旅行していたときのことでした。
息子が、交番の前で写真を撮りたいと言い出したそうです。
そのときたまたま通りかかった警察官に頼んでみたところ、
快く了承してくれたのです。
自分の警察帽を息子にかぶせてくれ、
パトカーを背景に二人で写真を撮ってくれたのだそう。
このふれあいから、息子は警察官になるという夢を
追うようになったと言います。
そして、夢を抱き続けた息子は、
高校3年生のときに警察官採用試験に挑み、見事合格しました。
警察学校を2015年に卒業して、夢を叶えることができたのです。