大問4 グラフ読解系
新傾向になってから追加された形式。易化したかどうかで言われれば、僕は正直「した」と感じています。得意な子であれば、5分くらいで解答可能かなと。
(1) グラフから約90%を占めている色を見ればOK。この二色をandで繋ぐのに少し勇気が要るが、それ以外に書けそうなこともないので、できてほしいところ。
(2) 右のグラフと照らし合わせれば、実は本文をさほど読まなくても解ける。ただし、【2023年の話】というのを見落として、左のグラフから考えちゃった子は、悲しいことになったのではないかと・・。
(3) 内容一致“ではない”ことに注意。あくまでもスピーチ主の主張なので、グラフの内容を選ぶだけでは✖になる。ちなみに授業の中では意識的に指導していますが、筆者のスタンスは大体、「説明➡結論」か、「結論➡説明」という順序で書かれます。(国語もこれは大体同じ)
今回は最後の段落の内容を読み取ることで、「ランドセルの色の選択肢が増えるよね」的なことが言いたいんだなとわかる、ハズ。
大問5 エッセイ読解系
この大問は、見た瞬間、「おや?」と思いましたね。正直ボリュームが例年の3/4くらいに減っており、実際に解いてみても内容がその分難化した・・とも感じませんでした。
問題数自体が増えた共通テストとは逆の傾向で、ちょっと面白いなと感じます。
(1)「Also」は「また、」といった感じの意味。その後の内容がややネガティブなものなので、アに入れると、前後の流れに一番合う。
(2)内容一致問題。基本的な考え方は、大問3で紹介したものと同じです。
ただ一つ一つ全てにコメントすると長くなりすぎるので、正解の選択肢の理由だけ、簡単に解説します。
a 子供たちは退屈していた≒子供たちは楽しんでいなかった、を見抜けばOK。ちなみに正解の選択肢はほぼ例外なく、本文の内容を違う言葉で置き換える「言い換え」がされているのが特徴です。
b 田中さんの助言と、ミズキさんのアイデアをごちゃ混ぜにしないよう注意。2と4は前者なので✖。
c やや難。5~6段落を読むと、実は田中さんも聴講していたことがわかります。
(3)
① たくさんのことを学んだ、「e」で始まる、等をヒントにして、experienceを思いつきたい。
② byがあるのでgiveの過去分詞にする・・という文法的な問題というより、単に「giveの過去分詞形、覚えてますか?」を尋ねたいのかな、という印象の問いでした。
大問6 英作文
「暇な時間に何をするのが好きですか?」を問う問題。
オシャレな構文も文法も何一つ要らないので、「It is fun for me to…」といった文法で文字数をグッと稼いだり、「For example(たとえば),」等で二文目をスタートしたりして、型通りのそれを書いてくれれば大丈夫だったのではないかと思います。
【型】の重要性は集団授業・入試対策講座で何度も何度も説いてきたので、それに忠実にやってくれれば大丈夫だったんじゃないかなと、そう信じたいですね。
ということで寸感にしては超ボリューミーになりましたが、令和6年の問題を読んで感じたことをまとめてみました!
平均点がどうなるかと言えば、極端に上下する気はしないなぁ、据え置きかな~、という印象でしたね。あとは、「やっぱり英語を”使える”ように鍛えないと点は取れないな」と、改めて認識させられました。
冒頭で述べたように、他の科目の紹介もあるので、ぜひともこの機会にご一読くださいませ。
では!!
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