みなさんこんにちは。
山口市・宇部市の学習塾、そろばん、書道、英会話のKAWASHINグループの川島です。
東進で月1回行っている『未来発見講座』。
今回は、株式会社Looop代表取締役社長CEOの中村創一郎さんのお話でした。
このブログのタイトルを読むとなかなか過激な内容を想像してしまいますが、まあ、過激でございました笑
中村社長は小学生の頃から勉強が好きではなく、家庭科と算数以外の授業はほとんど聞いていませんでした。
その理由は家庭科の先生が可愛かったこと。算数はクイズみたいで面白かった。それ以外はつまらなかった。というシンプルなものでした。
中3になり、受験前の偏差値は25。
学年順位は不登校の生徒にはかろうじて勝っているという実質最下位。
危機感を感じた両親から超スパルタな学習塾に無理矢理入塾させられます。
そして、1日14時間勉強を7ヶ月やり切った結果、偏差値は47アップ笑(点数じゃないですよ。)
見事難関の国立高校(東京工業大学附属高等学校)に合格。
しかし、入学後に天狗になって勉強しなかったため1年生の半ばでいきなり留年が決定。
そのまま退学し海外留学に憧れ単身イギリスへ行くも、英語ができないから授業聞いてもわからないということに気づき、再度日本に帰って高校へ通うことに。
2回目の高1も今度は恋愛にどっぷりとハマり、勉強どころではなく2回目の留年。
3回目の高1生活を前に、同学年を2回留年すると退学というルールを知らされ、自主退学。
まあ、ここまで聞くと、なんて無茶苦茶な10代過ごしてるんだ!!って素直に思っちゃいますよね。
しかし、ここから中村社長の大逆転人生が始まります。
同級生が高校で勉強している時期、中村社長は運送屋などのバイトをして70万円貯めます。
その資金を元手に当時経済成長が期待されていた中国への留学を決意します。
中村社長が中国に留学したのは今から24年前。
今とは違い、先進国とは程遠い、しかし発展に向けて野心あふれ、そこら中にチャイニーズドリームが渦巻いていました。
これは1998年と2022年の日本と中国のGDP(国の儲け具合の指標)です。
中国はこの25年間でなんと15倍も豊かになったことになります。
それに対して日本は1.25倍にしかなっていません。
中村社長は中国の大学を卒業後も10年以上中国で働きます。
経済成長がほぼストップした日本と15倍も発展した中国で働くことの刺激は比較のしようがありませんよね。
ここで中村社長の仕事に対する『人と違ったことをする』という姿勢が培われました。
2011年、東北の震災の際、中村社長はボランティアで被災者の避難所に小さなソーラーパネルを4つ設置します。
4つのパネルを合わせて0.46kwだったそうです。
ここで多くの人から感謝されたことをきっかけに、日本中、世界中にソーラーパネルを設置してたくさんの人に貢献しようという志を立てます。
そして10年経った今、その志は現実のものになり、世界中で大規模なクリーンエネルギーを創出しています。
これまで中村社長手がけた電力量は震災で設置した4つのパネルの約70万倍にもなっているのです。
このような成功を収めた中村社長は言います。
『勉強は自分のためにするもの。やればやるほど成果が出るから本当に素晴らしい行為。』(仕事はそうはいかないということをつけ加えていました)
また、中3の時に、1日14時間勉強を7ヶ月続け、偏差値を47アップさせた成果について『当たり前』という言葉を使っていました。
その根拠はこうです。
中学校での授業時間は3年間合計で2,536時間。そのうち受験で使用した主要3教科に対する時間は991時間。
中村社長は14時間勉強を7ヶ月続けたわけですから、学校の主要科目の勉強時間の3倍を7ヶ月でやったのだから『成績が上がって当たり前』というのです。
『日本の教育システムは素晴らしい。それを信じて、何よりも自分のために一生懸命勉強してほしい。』という言葉が印象的でした。
自分の本当の夢や志はいつ見つかるかわかりません。
中村社長のように大人になってから見つける人もたくさんいます。
人と違う人生を歩むことは勇気がいることかもしれません。しかし、決して間違いではない。勉強をする理由を見つけ、大きな志を立てることが成功の始まりまのでしょうね。