初級編:勉強に取り組む手間を減らせ!
「勉強せんといけん!!」と思った際、実は真っ先に持ってほしい考えがあります。
それは、「できる限りラクにしよう」という発想です。
そもそも、「うわぁ、勉強だ!楽しみだ!」という意識で取り組む受験生は、多分いないと思います。習慣としての勉強をする時間が取れるようになるまでは、どうしても「面倒」という思いがくっつくものです。
だからこそ、できる限り勉強モードに入る際の障害を、事前に取り除いておくことが大切です。
例えば、以下の例を考えてみましょう。
①学習机に向かう。
↓
②椅子を引く。
↓
③座る。
↓
④本棚から参考書を出す。
↓
⑤ノートを取り出す。
↓
⑥参考書の該当ページを開く。
↓
⑦ノートの該当ページを開く。
↓
⑧解く。
―というのが一般的な流れだと思うのですが・・・。
めんどくさくありませんか?
ちなみに僕は、④~⑧がめんどくさいので、いつもノートと参考書は↓のようにして机の上に放置しています。
―他にも、視界に入るところに娯楽を置かないとか、筆箱に必要以上のものを入れないとか、「もっと楽にスムーズに勉強へ入るには何をすればいいか?」ということは、目線を変えると結構気づくことが多いと思います。
まずは初級編として、「なんとかラクできないか?」ってことは考えた方が良いと、伝えておきます。
中級編:悪習慣を減らすべし。
続いてのステップは、自分から大量の時間を奪っている行動を減らすことです。
例えば無駄にYouTube観ちゃうとか、無駄にゲームに没頭しちゃうとか、無駄にLINEするとか、電話するとか・・・・。
こういった日課は、意志の力で食い止めることはまず不可能です。人生の一部になっているからです。
人生の一部になっているとはどういうことかというと、これ以上ないくらい効率化されているということです。
例えば、スマホのトップ画面の、親指がちょうど来る位置に、YouTubeやLINEのアイコンがありませんか?
つまり、「やりたい!」と思ったら、秒でそれらにアクセスできる環境、それが効率化されているという意味です。
もちろん、「息抜きだって大事!」という意見もありますし、それはそれで尊いです。ただ、ゲームを8時間した後に勉強しても、もう集中力って残って無いんですよ。
そもそも8時間も息を抜いて何とかなるほど、受験って甘くありません。これはただの事実です。
ということで、こういったあまりにも勉強時間を奪いすぎなルーティンがあったとして、どうすればそれを抑えることができるのか?
実は簡単です。めんどくさくすればいいんです。
めんどくさいことを人はしないので、ならば減らしたい行動をめんどくさくすればいい。終わり。
YouTubeを観すぎるなら、そもそもアプリを何層にもしたフォルダの奥底に入れておけばいいですし、そもそもスマホを触りすぎるなら、パスワードを超長くしておくのもオススメです。
僕も寝る前にスマホをついつい触るのがクセでしたが、最近は就寝予定の30分前からブルーライトカットフィルターが最高強度で発動するよう設定して、強制的に見れないようにしています。
解除するには、アプリを開いて、設定を変えて、更新をして・・というのを、ほぼ真っ暗状態でしないといけないので、超面倒です。それならば寝る方がマシ。
そういうワケで、最近はスマホに気を取られることなく熟睡できております。
ちなみに、もし受験生時代の自分に今の自分がアドバイスするとしたら、例えばゲーム機は基本弟の部屋に置いときますかね。
持ち運べるPSPとかは、鍵付きの引き出しの中かどっかに入れておくとか、そういうことをします。それか、充電器をトイレかどっかに固定しますね。
携帯はタイマー代わりにしたいので、普段は機内モードにしておくとか、そういう工夫をしますね。
意外な方法かもしれませんが、自分の生活習慣に問題があると思われるなら、テコ入れするなら今しかないと思います。
上級編:良質な睡眠を確保せよ!
最後は、誘惑だらけの小中高生には難しい話という意味で、【睡眠について】を上級者向けとしてお伝えしておきます。
睡眠を削って勉強したところで、実はたかが知れています。2時間睡眠で10時間勉強しても、多分8時間寝た人の3時間の学習にはかないません。
難関大合格者とかだと、睡眠を思いきり削って勉強に充てている先入観がありますが、彼ら彼女らの大半はちゃんと寝ています。調べればデータはゴロゴロ出てきますね。
ということで睡眠はマジで軽視してはいけないのですが、大人でもフル投資すればン十万簡単にいってしまう世界です。小中高生にはやれることに限界がありますが、それでもオススメしたいのは以下の通り。
① 寝る30分前から間接照明に切り替える
② 食後1時間以内には寝ない
③ カーテンは開けておく
④ スマホは入眠30分前からサヨナラ
これらを守ると、ロングスリーパー体質でない限り、大抵は6時間睡眠でも身体は目覚めてくれます。
どうしてもこれらでカバーしきれないときは、授業中以外で昼寝を取るといいでしょう。
ということで、夏休みを前に、"根性論抜きにして"取り組んでほしい方法についてまとめました。色々テンパる前に、まずは整理整頓と作戦建てだと、僕は思います。
何かお役立ていただける情報が書けていれば幸いです!
以上、中本でした!