①全科目共通:分散学習
勉強においては、
『特定の単元に集中して勉強』するより、
一回の学習時間に色々な単元や方法を混ぜた方が効果的!
と言われています。
これは主観的な意見ではなく、
様々な研究での裏打ちがある学習法です。
では、具体的にはどうするか?
例えば数学の場合は、45分を学習時間にするとして、
その全てで二次関数を行うのではなく、
一次関数、空間図形、相似などを刻んで行うという感じですね。
英語なら、一つのセッションの中で、
音読、単語暗記、英作、読解を順繰りに行う、という感じです。
こうすることで、飽きが来るのをある程度防げたり、知識と知識が繋がったりと、かなりの恩恵があります。
落ち着きが無いと非難することなかれ。ぜひ実践してみてください!
②英語:音読
音読は僕が生徒に何度も何度も何度も何度も説いている学習法です。
その効果は、手前味噌ですが、音読で
僕の偏差値が半年で劇的に変わったという過去があるからです。
ただ、今日はその方法として、ただテキストを読むだけ以外にも2つ提案します。
まずは、「オーバーラッピング」です。
これは、台本を見ながら、流れてくる音声を繰り返すというもので、
リスニング力も同時に高める音読法ですね。
もう一つはかなり難しいですが、「シャドウイング」です。
これは、台本も何も見ず、流れてきた音声を1秒ほど遅れて繰り返す・・という音読法です。
元々は同時通訳者のためのトレーニングであり、負荷も何度も段違いです。
動画を載せておきますので、無理のない範囲で実践してみてください。
③社会・理科:想起インプット
暗記色が強い科目にオススメの方法です。
やり方は超簡単で、
テキストをキリの良いところ(見開き・章ごとなど)まで読んだら、手を止めて、内容を思い出す
という作業を挟むだけです。
これのコツは、一字一句たがわず暗記しなければならない・・とは思わないことです。
多少雑でも、自分の言葉で説明ができていればOKとしましょう。
例えば、『日米修好通商条約』の説明を、
『なんか日本にとって裁判と貿易で不利なヤツ!』としても、
大枠が合っているのでOKです。
自分への合格点をアマアマにして、バリバリと暗記を進めましょう!
④国語:漢字の勉強
端的に言えば、いわゆる日本語の語彙力とは、
使いこなせる漢字の数
だと思います。
例えば、部首を見ただけでざっくり意味や読みがわかるとか、
長い言葉を二字の漢語にまとめるとか、
そういった力は漢字のストックを増やすのが効果的で、効率的です。
ただ、がむしゃらに漢字の勉強を積むとそれは非効率的なものに早変わりしますので、例えば漢字検定などの、結果がカタチとして手に入るものをオススメします。
―ということで、未来の後悔を減らすため、学習習慣を見直すにはこの春休みが直近にして最大のチャンスです。
少しでもお役立ていただければ幸いです。
以上、中本でした。