山口市・宇部市の学習塾、KAWASHINのおさむです。
あなたは、自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の自分がそれを冷静に見ているように感じた経験はないですか?
『あ、おれ、いまめっちゃ頑張ってるなぁ!』
とか、
『はぁ、すげえ辛くて悲しい…。でも、まだまだこれくらいなら堪えられるな…。』
とか、
客観的に自分自身を認知することを『メタ認知』といいます。
メタ認知の概念の起源をさかのぼると、古代ギリシャの哲学者ソクラテスにたどり着きます。
「彼らは何も知らないのに知っていると思い込んでいるが、私は何も知らないということを知っている。」
かの有名な「無知の知」という考え方ですね。
自分をしっかりと見つめることができる人は、自分の弱点をよく知っています。
例えば、
自分はあんなことをされると怒りが抑えられない。とか、
自分は他の人に比べてプライドが高い方だ。とか。
もちろんその逆もあり、自分の長所もよく知っています。
まあ、よく言う、「自分のことは、自分が一番よく知っている。」ってやつですね。
(けっこうわかってなかったりするけど…。)
これを『メタ認知的知識』といいます。
簡単に言うと、自分が知っている自分に対する知識ですね。
(簡単に言えているのか私もわからなくなってきたが…(笑))
そして、その自分に対する知識があれば、現在の自分がどういう状況か確認したり、悪い状況だったら対策を講じたりすることができます。
これを『メタ認知的技能』と言うそうです。
試験開始、3分前…。
目の前に問題用紙が配られ、しーんと静まり返っています。
あなたの鼓動があなた自身に聞こえてきます。
(ひょっとしてこの心音が隣の人に聞こえてないだろうか?)
それくらいにあなたは緊張しています。
そこでメタ認知的知識が役にたちます。
(お、やっぱり俺は緊張してるな。まあ、緊張するのは過去の経験からわかってた。)
そしてメタ認知的技能を発揮です。
(俺は1分間目を閉じていたら緊張がほぐれるんだよね。………。ほら、だんだんリラックスしてきたぞ!)
みたいな。
国公立前期試験は、大学入試の第一志望である人が圧倒的に多いと思います。
もう、いい加減勉強しつくしたでしょ?
ちょっと休憩して、1時間くらい、勉強とは違う、『自分の復習』をしてみませんか?
あなたは自分のことがわかっていますか?
自分の弱点を知っていますか?
その弱点の克服法を知っていますか?
あと4日。
あなたが100%の力を発揮できるよう心から祈っています。