演習"ばかり"やってもダメ!
いきなり冷や水をぶっかけるようですが、
演習"ばかり"やっても、あまりよろしくないです。
理由は結構シンプル。
僕らの脳は、同じ刺激を受け続けると、
結構早い段階で飽きを感じ、やる気が失われるからです。
そしてその限界は、何度か紹介した通り、ざっくり15~45分というところです。
このぐらいで脳は『飽き』を感じ始め、勉強への集中を妨げます。
なので無理せず、『演習』に飽きたら、違うタイプのタスクに変えましょう。
例えば、数学の文章題を45分解いたなら、5分ほど休んだのち、
英単語の暗記に25分使う・・といった感じです。
根性論より戦略。
『演習』に飽きたら、科目ではなく、
そもそも異なるタイプのタスクへ変えましょう。
※参考にしたサイトはこちらです↓
超基本とされる技能を鍛えるには、ちょこちょこ休みを入れよう!
ピアノで言う指使いや音符の読み方、野球で言うところのバッティングフォーム等、
『これはこれ以上シンプルにできない基本だよ!』
みたいなものは、勉強においても存在します。
算数の四則演算、英語の文法や単語、この辺ですね。
こういった基本動作を鍛えるには、実はそれに適した方法があります。
それは、『短時間の集中→短時間の休憩』を繰り返すというものです。
例えば、分数の掛け算のやり方を見たら、
2分はひたすら解き、
↓
その後解いたところを答え合わせ、
↓
そして30秒何も考えない休憩を取り、
↓
また2分の演習を行い・・
という感じです。
ざっくり10セット程繰り返せば、かなりのボリュームになります。
基本の習得は、短期でボカンと一気に完了しましょう!
※参考にしたサイトはこちらです↓
https://yuchrszk.blogspot.com/2019/04/blog-post_25.html
究極の演習、それは『他者への説明』。
個人的には、『他者への説明』こそ、究極の演習だと感じています。
相手に分かるような言葉使いや、適切な例題など、非常に頭を使わないと説明は組み立てられないからです。
となれば、これを日々の学習に応用すれば、飛躍的に学習の効果が高まると言えるでしょう。
ですが、いちいち友人をとっ捕まえて説明をすると、多分煙たがられるので、別の方法を紹介します。
まずは、『ワークの答えを見て問題を言う』と言う方法がオススメです。
問題を見て答えを言えるのは、少々練習をすれば意外と出来る上、
番号で答えを覚えるような謎現象も発生します。
しかし、答えを見て問題を言えるかは別問題です。
やってみると分かりますが、ほぼ確実に答えに窮します。
例えば、『西岸海洋性気候』という語句を説明してと言われたら、すらすらと言えるでしょうか?
言えないのなら、厳しいですがそれは分かってないということです。
―と言う風に、頭に負担はかかりますが、それは一種の成長痛です。
問われて答えるという受け身な学習に飽きているなら、是非試してみてください。
尚、一字一句間違えずにいえる必要はありません。
雰囲気あっていたらOKです。
(それに、一字一句間違えずに言うのは、
問題の意味が分かっていなくてもできちゃうからです)
そしてもう1つオススメなのが、
『テキストの内容の思い出し』です。
やり方はシンプルで、
『見開き2ページや一章、或いは一段落といった
区切れの良いところまで読んだら、手を止めて、
何が書いてあったか思い出す』
というものです。
できれば、『確か~という説明があって、これはこういう考え方で・・』みたいに、
脳内独り言をしながらがベターです。
これはまさに、自分から自分への説明。
脳への定着率も段違いで、僕も普段読書をしながら実践しているくらいです。
そこまで手間もかからないので、以上の2つ、是非ともオススメ致します。
※参考にした記事はコチラです↓
https://yuchrszk.blogspot.com/2018/04/blog-post_3.html
―ということで、今日は『演習』に絞って書き殴ってみました。
常々思いますが、大事なのは根性論より戦略です。
多少準備に時間がかかっても、後から巻き返せば最後には勝ち。
僕はそう信じています。
諦めなければ必ず・・という話は、こと学習では微妙です。
理由は、厳然とした期限と結果があるからです。
ウサギが寝てくれるのを期待すべきじゃありません。
カメはウサギにならないといけないのです。
―ここに書いたことがきっかけで、
皆様の『戦略』や『演習』に役立つことがあれば、
僕としては幸甚です。
それでは今日はこの辺で。