こんにちは。
山口市の学習塾「小さな学び舎たかおか塾」の徳山です。
そろばん塾「スイッチ」がスタートして2年半。
生徒数がやっと100名に近づいてきて、よく言われる「右脳」開発についてわかってきたことがあるので
ご報告します。
「右脳って言われてもよくわからないよ」
じつは最初そろばんは右脳にいいよ、て言われて私が思ったことはそんなことでした。
イメージする力?ディスカッション能力?
どうしてそろばんでそんなものがつくんだろう?
自分が納得していないので社内でそろばんをやりましょうっていってもなかなか他人に響かなかったです。
それでもそろばんを教え始めて一番最初に驚いたのはやはり
「圧倒的な計算力」
これにつきますね。
いまうちの小2の子がやっている足し算引き算の問題です。
この倍の量を10分以内に終わります。
もうちょっと意味わかんないですよ笑
次が集中力。
その直前までどんなに楽しくおしゃべりしていても、↑の問題をやり始めた途端に一切しゃべらない、
というかしゃべりながらできる問題じゃないですよね。
なによりその切り替えの早さが特に意識せずともできるところがすごい。
とにかく自然に集中して問題を解けるようになります。
そして意外と大切なのが、その集中している間に頭の中でやっていること!
簡単に言うと数字を見ると、脳がその数字通りにそろばんの珠を動かしていく、ですね。
計算をしたりはしません。
ただ、その数字を脳が勝手にそろばんに入れていくには集中していないといけない、、
近いのはコップ満杯に入れた水をこぼさない状態で歩いているときの感覚に近いです。
正直無茶苦茶疲れます。
この脳に負荷を開けるのが一番の目的だと思います。
例えば最近の子どもたちに多いのが問題の文章を読まない。
読解力がない、とよくいわれるのですが、
実際には文章を読みながら、頭の中でその情景をイメージするのがきついのでやらない、
数学の応用問題も問題を理解することがきつい、理解できるまで考え続けることがきついのでやらない、
計算問題も小数や分数の問題はイメージができないし、計算が面倒なのでやり続けることができない、
(最近中3や中2の生徒たちに小5の算数をやらせてみたりもしますが、半分以上ができないです)
小数や分数が出るような計算はやりたくないので、文章問題も、自分が気持ちよく感じる数字が出るように計算する、
(割り算は必ず大きな数字から小さな数字を割るようにしか式を立てないなど)
このような問題はすべて脳に負荷をかけるのに慣れていないので、ストレスを感じないようにした結果起こります。
そろばんのいう脳開発とは、その負荷をかけ続けることでそれに慣れ、
考え続ける力を身につけるためのものだと感じるようになりました。
もちろん文章はじぶんが読もうとしないといけませんが、
少なくともいざ読もうとしたときに、より苦痛を感じなくするためにそろばんを使うというのはとても理にかなったことだと思います。
ぜひ一度体験授業を受けてみてください。