山口市・宇部市の学習塾「かわしま進学塾」白石校の小森です。
教育相談も一段落し、中学校では通知表が返却されているようです。
通知表が返却されると子供たちの口から「5があった~♪」とか「5がなかった・・・(´;ω;`)」といった言葉が出てきますが、
ただ、その5段階評定しか気にしていない人が多いですよね?
そこだけが重要なわけではないですよ?
高校入試において作成される『調査書』の中身について、5段階評価以外の注目すべき点をお話したいと思います。
まずは・・・
①学習の記録
学習の記録とは各教科の評定(5段階)と『観点別学習状況』に関して記録されたものです。
5段階の評定はもちろん大切ですが、他にも大切な個所が『観点別学習状況』です。
『観点』とは国語であれば「関心・意欲・態度」「話す・聞く能力」「書く能力」「読む能力」「知識・理解・技能」の5つで、数学なら「関心・意欲・態度」「数学的な見方や考え方」「技能」「知識・理解」の4つといった具合に各科目で設定されています。
そして『観点』に関する評価がA・B・Cのアルファベットで記載されてますが、その中でも特に重要視されている項目が『関心・意欲・態度』です。
ここにどれだけAを多くつけるかが大切です。
Aが多いと・・・「この生徒は頑張る生徒なんだな!」
Cがあると・・・「この生徒は何か問題があるな!」
といった評価をされます。
教える側の立場で話をすると、自分の話に「関心」を強く持ち、「意欲」的に取り組む「態度」が見られる生徒に対して悪い印象は持ちません。
当然、人ですから合う合わないはあると思いますが、いくら合わない先生だからと言って、その感情を表面に出すと当然・・・よくないことはわかりますね?
ちなみに・・・国語・数学・社会・理科・英語のことを主要5教科。
音楽・美術・保健体育・技術家庭を副教科と表現されている方がいらっしゃいますがそれは間違いです。
どの科目も非常に大切な教科であることをしっかり認識してください。(なめたら、あっかっん~♬なめたら、あっかっん~♪)
次に・・・
②行動の記録
項目としては「基本的な生活習慣」「健康・体力の向上」「自主・自律」「責任感」「創意工夫」「思いやり・協力」「生命尊重・自然愛護」「勤労・奉仕」「公正・公平」「公共心・公徳心」の10項目です。
ここに〇が2つ付けば「普通」
〇が3つ付けば「クラスに貢献している」
〇が4つ付けば「学年・学校に貢献している」
といった具合に評価されていることが判断できます。
目指すは3つ以上ですね!
他にも『総合的な学習の時間の記録』『出欠の記録』『総合所見及び参考となる諸事項』といった気を付けないといけない事はまだありますが、今日はこのぐらいにしておきますね。
その他の点が何なのか気になる方やそこにどんな秘密が隠されているか知りたい方は、お気軽にお問合せください。
かわしま進学塾白石校(担当:小森)
TEL:902-9395