山口市・宇部市の学習塾KAWASHINグループ「かわしま進学塾」のおさむです。
さて、みなさんは驚いたとき、感動したとき、どんな声が出ますか?
『うおっ!!!』
『おおおおおお!!!!』
『ほおぉぉぉぉぉ!!!』
『えぇぇぇぇええぇえええ!?』
あたし、昨日、上の声を全部聞いてきました。
東京の三鷹にある探求学舎という塾に見学に行ってきたんです。
情熱大陸にも取り上げられ、いま塾業界で話題の中心となっています。
探求学舎は勉強を教えません。
子どもたちの好奇心に火をつけ、驚きと感動を与える塾です。
講師がプロジェクター、マイク、小道具、掲示物などなどを使って、授業というかセミナーというか、ディスカッションありクイズありのなんというかもうなんでもアリな感じ。
まああああ、それが楽しい。
教室には保護者の方にも常に開放しているようで、大人も交じって、
『ほえええええ!!』
と感動するわけです(笑)
さてさて、私が一番関心したのは、教室に入っている講師と数人のファシリテーター(5人くらい?)、というかこの塾のスタッフ全員がなんだろうけど、塾の教育理念というか、方向性がしっかりと共有できていること。
子どもたちを楽しませ、驚きと感動を与え、いろんなことに興味をもたせ、自ら求めて学習する。そんな子どもになってほしい!!
だから、私語してても、立ち歩いても、椅子の上に立って大声出しても気にしない。
ちょっと集中力が切れた子どもに対しては、各テーブルに座っているファシリテーターが叱るでも注意するでもなく、逆に私語につきあっている。
大人(特に親)は子どもと接するときに、目的を忘れてつい叱ってしまいます。
『勉強しなさい!!』
『もっと頑張りなさい!!』
言っても意味ない。ていうか言ったらマイナスしかない。
そうわかっていてもついつい叱ってしまいます。
子どもを叱るときって、ほとんどの場合大人が怒りに耐え切れなくなったときなんですよね。
冷静に、『子供が楽しく前向きにイキイキと勉強する』ためにはどうすればいいかを考えたら、『叱る』という選択肢は結構早めに消えるはずなんです。
だけどやっちゃうんですよねぇ…。
これ読んでるほとんどの大人は、『わかっちゃいるんだけどねぇ。』って苦笑いしてるんじゃないですか?(笑)
集中力が切れて、ファシリテーターとすこし関係ないおしゃべりをしたら、すぐに授業に復帰します。
これ叱ってたら、そうはいかないんだろなぁ。
どうやったら子どもたちが興味をもち(僕が見た授業のテーマは小学生対象の幾何学でした)、驚き、感動するか。
スタッフ全員がぶれずに一つの目的のために動いている。
『子どもが本気で叶えたいという夢をもち、勉強に意味を見出せることができたら塾なんていりません。』
僕が保護者の方によく言うセリフです。
塾講師なら誰しも感じていることにフォーカスした塾。
こういう授業をやったほうがいい。
って塾やってる人ならきっと何度か考えると思うんです。
でも、それを本当にやれる人は少ない。
すごい塾だなぁ。
あたしも夏合宿でこういうのやってみようかなぁ。
子どもたち全員がイキイキと手を挙げて、授業中に総立ちになるような楽しいことをやってみたくなってきました。
探求学舎