こんにちは。
山口の学習塾「小さな学び舎たかおか塾」の徳山です。
4月になって、新しい年の受験が本格的に始まってきました。
大学受験も、高校受験もそろそろ本気でエンジンかけてきていますか?
最近授業を担当している生徒が数か月ずっと声掛けを続けた結果、
なんとか受験勉強を始めてくれるようになりました。
授業があるたびに
「昨日は3時間やった」
「単語を一日100個覚えた!」
など報告をしてくれます。
「よくやった」
「頑張ったね」
など生徒をほめるわけですよ。
でも次の質問をするとみんなだいたい黙っちゃうんです。
「で、このままやっていたら受かるの?」
って。
面白いですよね。
本気で頑張って勉強していても、自分でこのままじゃ受からないと思って勉強している子ばっかりなんです。
受験生の子供を持つお父様、お母様。
ぜひ我が子に上の質問を聞いてみてください。
もしそれで首を横に振るのならば思いませんか?
「受からないと思うなら受かるように勉強のやり方変えろよ」と。
実際に受かる受からないの話ではないんです。
ただ、普通このままじゃだめだと思ったらやり方を変えませんか?ということなんです。
こういう場合ほとんどがスケジュールが立っていません。
というか合格までにやらないといけないリストがまずできていないです。
あくまで受験は頑張れば受かるんではなく、点数を取ったら受かるんです。
①まずは合格ラインを決めてください。
一般的なラインではなく、自分がどの科目で何点を取ればよいのかという合格ラインです。
人によって得意、不得意が違うのでもちろん変わってくるはずです。
ギリギリで合格した人も、トップで合格した人も
合格は合格です。
あえて誤解を生むような言い方をするならば、
合格ラインよりも上の成績を取る勉強は余分な勉強だとも言えます。
きっちりと最低ラインを見据えて勉強できるようにしっかりと終わりを決めましょう。
何キロ走るのかわからないマラソンなんてやってられないですよ。
②やらないといけないことをリスト化しましょう。
わざわざ作るのが面倒ならば、教科書や問題集の目次でいいです。
勉強の準備に時間をかけるのはあほらしいので。
勉強の基本は学校の教科書からですが、
教科書をやるのはこのリストを作れないときに見るためです。
演習を教科書でやるのではなく読書のように流して読んでいき、
例えば数学1ならどんな分野があるのかある程度想像がつくようにしてください。
普通にやると数学1A2B全部読むのに1週間もかかりません。
③できるところ、やったところをリストから消していきましょう。
全部やるのではなく、合格ラインをきちんと考えながら、余分にやらないように
最低限必要なところを選んで最優先でつぶしていきましょう。
極端な話、合格ラインに乗りさえずるのならばそれ以上の勉強はいらないんです。
一番簡単に、人よりも楽に点を上げられるように頑張りましょう。
「全力で手を抜け!!」
これが一番大事!
④復習は禁止!!
リストから消したところはやらなくてもよいところです。
というかそうなるまでは消しちゃダメ。
そしてやらなくてもよいところを念のためにやるのは絶対に禁止!
「でも先生自分は忘れやすいので」
ぬるいです。
点数を上げないといけない人が、点数を下げない勉強ばかりするのは意味が分かりません。
これをやっていると先に述べた受かるつもりのない勉強になります。
勉強が苦手な子が復習をたくさんやるのは、忘れやすいからではなく、
できるところをやったほうが楽だからです。
点数が上がるのは【学び】
復習は【練習】
点を上げたいなら学びなさい。
復習は直前の過去問演習でやればよし。
当たり前ですが、
やらないでよいところはやらないでいいんです。
ということで受験生の皆さん。
『本気で自分が受かると思えるような勉強』
をやりましょうね。