新しい年の始まりを告げる除夜の鐘。
24時にお寺で鐘をつく人も居れば、
コタツに入ってテレビで鐘の音を聴く
人も居るでしょう。
ふと、考えれば24時。
常識的には夜中の大きな音を迷惑に
感じる隣人もいれば、
これは、昔からのしきたりと納得
できる人もいるでしょう。
この除夜の鐘の音に関しての投稿が
ネットで話題になっていたので
紹介します。
その投稿がコチラ・・・
除夜の鐘がうるさいと苦情のため中止したり前倒しする地域が多発。
そもそも除夜の鐘とは、欲望や怒りや苦しみなどの心の乱れである108つの煩悩の数だけ鐘を撞いて煩悩を追い払うというもの。
『除夜の鐘がうるさい』というクレームはまさに煩悩なんだから、むしろ鐘を撞きまくった方がいいと思う。
— K (@vaspidj) 2017年12月16日
そうですね・・・
この投稿に対するコメントでは、
除夜の鐘よりもハロウィンに対する
苦情が目立ちました。
ハロウィンの場合、局地的なものかつ、不特定多数によるもの。
除夜の鐘の場合は、地域的で、相手は寺という弱い存在なので苦情が届きやすいんでしょうね…ちょっとずるいなと思います。
— カレーパン (@currypan0520) 2017年12月18日
除夜の鐘の由来は・・・
そもそも除夜の鐘をつく理由は、
人の心にある煩悩を祓うためと
言われています。
仏教では、人には百八つの煩悩がある
と考えられてきました。
その煩悩を祓うためにつく除夜の鐘の
回数は108回とされています。
煩悩とは、人の心を惑わせたり、
悩ませ苦しめたりする心のはたらきの
ことを言います。
代表的な煩悩には、
1.欲望
2.怒り
3.執着
4.猜疑
などがあります。
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夜中に大きな音で眠れない近隣の人の
気持ちも分かる気がします。
正月が休みの人ばかりではない
ですからね。
次の日が早朝から仕事で早く寝たい人
も、いるかもしれません。
その人に昔からのしきたりだからと
頭ごなしに言うこともできかねます。
でも、だからといって除夜の鐘を
辞めるというのも、何かおかしい気が
します。
1月1日0時と、決められた時間に
始まるものです。
あらかじめ、お寺の人と周りに
住んでいる人が話し合って気持ちよく
鐘をつける状況になればいいですね。
今年も、残り少しです。
特に受験生は悔いの残らないように
大切な時間を大切に過ごしてください。