日本のいじめの現状
日本では『子どものいじめ』が
深刻な問題です。
文部科学省による
2017年の発表によれば、
小・中・高等学校と特別支援学校
におけるいじめの認知件数は、
約32万4000件で、前年と比べ
約10万件も増加しています。
なぜ、いじめの件数が増加したので
しょうか。
それは2013年に成立した
『いじめ防止対策推進法』によって
いじめの定義を広くとらえ、
『けんか』や『ふざけ合い』といった
内容も調査対象に含まれた結果だそうです。
つまり、「今まではいじめとされて
いなかった問題も認知されやすい傾向
になった」と言えます。
いじめを受けている子どもは、
「いじめられている」とは言いにくい
ものです。
私たち大人の細かく気を配りで、
子どもたちを守らなければなりません。
BURGER KINGの作成した『いじめ』に関する動画
アメリカの大手ハンバーガーチェーン
BURGER KING(バーガーキング)が
作成した動画がネットで話題になって
います。
店内で撮影された動画には、数人の
少年たちが登場します。
その中の1人の少年は、あきらかに
『いじめ』を受けていました。
周りの客たちは、その光景を目にして
眉をひそめます。
しかし、いじめを受けている少年を
助けようとはしません。
やがて、いじめを見て見ぬ振りをした
客たちの前には、潰れたハンバーガーが
渡されます。
これに怒った客は、店員に文句を言います。
客:このハンバーガーを見ろ!初めから潰れていたぞ!
店員:そうですか。お客様は『いじめられたハンバーガー』と『いじめられていないハンバーガー』のどちらを頼みました?
店員:もし、私がこのハンバーガーをいじめているところを見かけたら、止めましたか?
この動画はバーガーキングと、いじめ
の防止を目的として活動する団体が
協力し、
「いじめを受けている少年を、どのくらいの割合で大人は助けるのか」
を検証するために作られたものです。
そして、少年を助けようとしなかった
大人たちには、『潰れたハンバーガー』
が届けられました。
動画にはこんなメッセージが込められています。
いじめに対して、注意をした大人は12%。
潰れたハンバーガーを受け取った客の95%は文句を言いに来ました。
『いじめられたハンバーガー』については文句をいうのに、『いじめられた少年』は見て見ぬ振りをするのですか・・・
それでは動画をごらん下さい。
BURGERKINGは、全員の頭に王冠を
置き、人々が自分のやりたいことを
可能にすることで知られています。
いじめは、それとまったく逆です。
だから、BURGERKINGは、国の定める
いじめ防止月間にいじめに反対して
いるそうです。
とても素晴らしい試みですね。
このような活動が多くの企業に
広まることを願います。