昔に比べ、子どものアレルギーは、
複雑になっているようです。
しっかり対策が必要ですね。
食物アレルギーが起こる原因とは
私たちの体には、体内に侵入してきた
異物に対して抗体“IgE”をつくり、
これらを攻撃して体を守ろうとする
働きがあります(免疫反応)。
この働きが、ある特定の物質に対して
過剰に反応してしまうのが
アレルギー反応です。
食物アレルギーの場合、食べ物に
含まれる主にタンパク質が
異物(アレルゲン)と認識されて
症状が引き起こされます。
子どもに多い食物アレルギー
食物アレルギーは子どもに
多くみられるのが特徴で、
6歳以下の乳幼児が患者数の
80%近くを占め、1歳に満たない
お子さまでは10~20人にひとりが
発症しています。
子どもに食物アレルギーが多いのは、
成長段階で消化機能が未熟で、
アレルゲンであるタンパク質を
小さく分解(消化)することが
できないのがひとつの要因と
考えられています。
そのため、成長にともなって
消化吸収機能が発達してくると、
原因食物に対して耐性
(食べられるようになること)が
つく可能性が高いのです。
しかし、中には大人になっても症状が
続くものもあり、幼児期後半以降
(成人も含む)に発症した
食物アレルギーは治りにくいと
されています。
出典元:allergy72.jp
食事の後に、「なにか、おかしいな?」
と感じたら、まずは医師に相談に行きましょう。
そして、原因食物(アレルゲン)を
きちんと診断してもらいましょう。
病院では、患者さんの食習慣や
食物アレルギーが出たときの状況、
家族歴などについてくわしく問診を
とります。
食物アレルギーが疑われたら、
いつ、何を、どのくらい食べて、
どれくらい後に、どのような症状が
出たかがポイントになります。
子どもの食事の内容だけでなく、
食後の様子などにも気を配ることが
大切ですね。
大切な子どもを守るためにも
親がしっかり食物アレルギーに
関して知識を得る必要があるようです。